- 大阪府警察の令和6年(2024年)確定値では、大阪府内の刑法犯認知件数は81,225件、大阪市内は40,011件。大阪市の人口(2,816,247人)で割ると、人口1,000人あたり約14.2件
- 大阪市の24区は、件数も人口あたりの件数も区によって幅がある。梅田・ミナミ・難波・天王寺など、来街者が多いターミナルや商業エリアのある区は、件数が高く出やすい
- 件数が多い区=住むと危ない、ではない。大阪市全体では自転車盗が13,127件で約33%を占め、暮らしの中では駐輪の対策が効く
- どの区にも、駅から少し離れた落ち着いた住宅エリアがある。「安まちアプリ」の防犯マップと、昼と夜の内見で、住む場所そのものを確かめるのが近道
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大阪府・大阪市全体の傾向
大阪の治安が気になる人は、まず大阪府警察が公表している数字を確認してみましょう。
大阪府警察「令和6年犯罪統計(確定値)」の「刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数」によると、令和6年(2024年1〜12月)の大阪府内の刑法犯認知件数は81,225件でした。このうち大阪市内は40,011件で、府内の約半数にあたります。
大阪市の人口は2,816,247人です(大阪市「令和7年10月1日現在の大阪市推計人口」、2025年10月1日現在)。件数を人口で割ると、人口1,000人あたり約14.2件になります。大阪市内の認知件数のうち、窃盗犯は28,995件で約72%、その中でも自転車盗が13,127件で約33%を占めています。
大阪市は24の区からなり、同じ市内でも件数は区ごとに違います。次の章で、区ごとの数字を並べて見ていきましょう。
区ごとの刑法犯認知件数(令和6年)
大阪市24区の令和6年の刑法犯認知件数を、人口1,000人あたりの目安とあわせて並べました。区の並びは、行政区の順番です。
| 区 | 認知件数(令和6年) | 人口(2025年10月1日) | 人口1,000人あたり(目安) | うち自転車盗 | うち万引き | 補足 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 北区 | 4,985件 | 150,457人 | 約33.1件 | 1,111件 | 1,044件 | 梅田(大阪駅)周辺に来街者が集まる |
| 都島区 | 1,438件 | 110,310人 | 約13.0件 | 498件 | 77件 | |
| 福島区 | 1,012件 | 83,763人 | 約12.1件 | 403件 | 58件 | 福島駅周辺に飲食店が集まる |
| 此花区 | 752件 | 63,223人 | 約11.9件 | 268件 | 60件 | |
| 中央区 | 6,098件 | 119,502人 | 約51.0件 | 1,400件 | 683件 | 心斎橋・難波・本町など、商業・オフィスが集まる |
| 西区 | 1,546件 | 115,600人 | 約13.4件 | 595件 | 82件 | 堀江・本町周辺に商業・オフィスが集まる |
| 港区 | 827件 | 80,809人 | 約10.2件 | 270件 | 126件 | |
| 大正区 | 639件 | 59,568人 | 約10.7件 | 237件 | 38件 | |
| 天王寺区 | 1,196件 | 88,640人 | 約13.5件 | 408件 | 95件 | 天王寺駅周辺に来街者が集まる |
| 浪速区 | 2,316件 | 85,814人 | 約27.0件 | 799件 | 172件 | 難波・日本橋など、買い物客が集まる |
| 西淀川区 | 730件 | 96,790人 | 約7.5件 | 245件 | 41件 | |
| 淀川区 | 2,146件 | 190,515人 | 約11.3件 | 814件 | 67件 | 新大阪駅・十三駅周辺に来街者が集まる |
| 東淀川区 | 1,820件 | 177,997人 | 約10.2件 | 732件 | 112件 | |
| 東成区 | 952件 | 88,931人 | 約10.7件 | 354件 | 34件 | |
| 生野区 | 1,292件 | 128,451人 | 約10.1件 | 493件 | 44件 | |
| 旭区 | 777件 | 90,730人 | 約8.6件 | 277件 | 40件 | |
| 城東区 | 1,230件 | 169,074人 | 約7.3件 | 450件 | 57件 | |
| 鶴見区 | 897件 | 111,088人 | 約8.1件 | 341件 | 98件 | |
| 阿倍野区 | 1,376件 | 113,267人 | 約12.1件 | 542件 | 209件 | あべの・天王寺周辺の商業施設に来街者が集まる |
| 住之江区 | 1,391件 | 116,906人 | 約11.9件 | 466件 | 82件 | |
| 住吉区 | 1,450件 | 153,209人 | 約9.5件 | 600件 | 83件 | |
| 東住吉区 | 1,354件 | 130,756人 | 約10.4件 | 479件 | 100件 | |
| 平野区 | 1,696件 | 184,825人 | 約9.2件 | 682件 | 121件 | |
| 西成区 | 2,091件 | 106,022人 | 約19.7件 | 663件 | 95件 | |
| 大阪市全体 | 40,011件 | 2,816,247人 | 約14.2件 | 13,127件 | 3,618件 | 24区の合計 |
出典は、大阪府警察「令和6年犯罪統計(確定値)」の「刑法犯罪種及び手口別発生市区町村別認知件数」と、大阪市「令和7年10月1日現在の大阪市推計人口」です。人口1,000人あたりの件数は、令和6年の認知件数を2025年10月1日現在の推計人口で割った目安で、参考値です。
表の人口は、その区に住んでいる人の数です。通勤・通学・買い物で訪れる人は含まれません。そのため、ターミナル駅や商業施設が集まる区は、住んでいる人の数のわりに件数が高く出やすくなります。
人口1,000人あたりで見ると、区によって約7件から約51件まで幅があります。梅田のある北区、ミナミを含む中央区、難波・日本橋のある浪速区のように、買い物や観光、通勤で多くの人が訪れる区は、数字が大きく出ています。一方で、城東区(約7.3件)や西淀川区(約7.5件)のように、住宅地が広がる区は低めです。
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数字の見方|件数が多い区=住むと危ない、ではない
認知件数は、警察に届け出があった事件の数です。ここで押さえたいのは、次の2点です。
来街者・昼間人口が多いと、件数は高く出やすい
1つ目は、件数と人口の関係です。大阪の中心部は、昼間に多くの人が集まります。そのぶん、人混みの中の万引き・自転車盗・置き引きといった事件が件数に含まれます。住んでいる人の数だけで割ると、数字が大きく見えるのはこのためです。
例えば北区は、4,985件のうち万引きが1,044件、自転車盗が1,111件でした。中央区も、6,098件のうち万引きが683件、自転車盗が1,400件です。いずれも商業施設や駐輪の多い区の特徴が、数字に表れています。
種別の内訳を見ると、暮らしの中の対策が見える
2つ目は、種別の内訳です。大阪市全体で、自転車盗は13,127件、万引きは3,618件でした。どの区でも自転車盗の割合が大きく、24区の自転車盗は、各区の認知件数の約22〜41%を占めます。
つまり、自転車を使う人にとっては、施錠と駐輪場所の工夫がいちばん身近な防犯になります。区の名前だけで判断せず、自分の暮らし方(自転車を使うか、夜に帰宅するか)に合わせて、どの対策が必要かを考えてみましょう。
駅前・夜に気をつけたいこと
大阪に限らず、大きな駅の周辺で気をつけたいことをまとめます。
夜の帰り道は、明るい大通りを選ぶ
駅前の通りは夜も人が多い一方、一本入った道は雰囲気が変わることがあります。人通りが減る時間帯は、明るい大通りを選ぶと安心です。
自転車はツーロックと、停める場所の工夫を
前輪と後輪の2つに鍵をかける「ツーロック」にしましょう。駅前では、駐輪場や照明のある場所に停めるのが基本です。マンションの場合は、駐輪場に屋根や照明があるかも確認しておくと安心です。
人の多い場所では、バッグや荷物を体の前に
人混みの中では、バッグを体の前で持つ、スマートフォンをテーブルに置きっぱなしにしない、といった基本の心がけが役立ちます。
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住宅エリアとして落ち着いた街を探すコツ
大阪市は、ほぼどの区にも、ターミナル駅や商業エリアから少し離れた住宅地があります。同じ区の中でも、駅前と住宅街とでは雰囲気が違います。区の名前だけで決めず、実際に住む街を見ることが大切です。
クロスハウスの家具家電付きアパートメントがある街の中にも、落ち着いて暮らせる住宅エリアがあります。街の特徴は、駅ごとの記事や物件一覧ページで確認できます。
- 西成区|玉出駅・花園町駅周辺の物件一覧
- 浪速区|芦原橋駅周辺の物件一覧と、芦原橋の記事
- 生野区|鶴橋駅周辺の物件一覧と、生野区の記事
- 淀川区|十三駅周辺の物件一覧
- 東成区|東成区の記事で、街の特徴と統計をまとめています
大阪市内の物件は、大阪の物件一覧ページからまとめて探せます。
治安を確かめる方法
数字を見たあとは、自分が住みたい街そのものを確かめてみましょう。
「安まちアプリ」の防犯マップを使う
大阪府警察「安まちアプリ」は、犯罪の発生情報や防犯情報を配信するアプリです。地図上で地域の犯罪発生状況を確認できる防犯マップや、地区を選んで受け取る「安まちメール」の機能があります(機能は2026年10月時点で確認)。気になる駅の周辺で、どんな種類の事件が起きているかを見ておくと参考になります。
内見は昼と夜の両方で
部屋の内見は昼に行うことが多いですが、できれば夕方〜夜にも、駅から部屋までの道を歩いてみましょう。街灯の明るさ、人通り、コンビニや飲食店の様子は、写真や数字では分からない情報です。オンライン内覧に対応している物件なら、遠方からでも部屋の様子を確かめられます。
物件の防犯設備を確認する
- オートロックと防犯カメラがあるか
- 2階以上の部屋か。1階の場合は、窓やベランダの防犯対策がされているか
- 駐輪場に屋根・照明があり、ツーロックができるか
- 宅配ボックスなど、受け取り時に人と会わずにすむ設備があるか
オートロックや防犯カメラなどの設備は物件によって異なります。気になる点は、問い合わせの際に確かめてください。
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建物の中の安心|クロスハウスの住まいの場合
街の治安と同じくらい大切なのが、住み始めてからの建物の中の安心です。一人暮らしが初めての方は、困ったときに相談できる先があるかどうかも確かめておきましょう。参考までに、クロスハウスの住まいでは次のような体制をとっています。
| 気になること | クロスハウスの住まいでの対応 |
|---|---|
| 女性が安心して暮らせる物件はあるか | クロスハウスには女性専用物件もあります |
| 設備の故障や住まいのトラブルが起きたら | 緊急連絡先ダイヤルがあり、内容に応じて訪問対応もしています |
| 住んでみて街が合わなかったら | 最短1ヶ月から住めて、解約は1ヶ月前の申請で早期解約の違約金はありません |
| 日本語に自信がない | 日本語・英語・中国語・韓国語などで相談できます |
クロスハウスは、大阪を含む全国の主要都市で、家具家電付きアパートメントやシェアハウスを運営しています。家具家電付きの部屋なので、初めての一人暮らしでも家具をそろえる手間がかかりません。クロスハウスはこれまでに累計5万人以上の方に住まいを提供してきました。入居時の費用や、よくある質問はよくある質問のページでも案内しています。
街の特徴や、暮らしの条件に合う部屋を知りたいときは、クロスハウスに相談してください。
よくある質問
Q. 大阪の治安はどうですか?
A. 大阪府警察の令和6年(2024年)の確定値では、大阪府内の刑法犯認知件数は81,225件、大阪市内は40,011件でした。大阪市の人口で割ると、人口1,000人あたり約14.2件です。区によって幅があり、ターミナルや商業エリアのある区は、来街者が多いぶん件数が高く出やすくなります。
Q. 「大阪で治安の悪い地域はどこ?」と検索されますが、どう調べればいいですか?
A. 区の名前だけで「悪い」「安全」と決めることは、おすすめしません。認知件数は来街者や昼間人口の影響を受けるため、住んでいる人の数だけで割った数字は、住む人の危険度を表すものではありません。大阪府警察の統計で区ごとの件数と種別を確かめたうえで、気になる駅周辺を昼と夜に歩き、安まちアプリの防犯マップも見て判断するのが確実です。
Q. 件数が多い区に住むと、危ないのですか?
A. 件数が多い=住むと危ない、とは限りません。例えば北区は4,985件のうち万引きが1,044件、中央区は6,098件のうち自転車盗が1,400件でした。商業施設や駐輪が多い区の特徴が表れた数字で、住宅エリアの暮らしやすさとは別に見る必要があります。
Q. 大阪で自転車を使うときの防犯対策は?
A. 大阪市の自転車盗は令和6年に13,127件で、認知件数全体の約33%を占めます。前輪と後輪の2つに鍵をかけるツーロックにして、駅前では駐輪場や照明のある場所に停めるのが基本です。物件を選ぶときは、駐輪場に屋根や照明があるかも確かめておきましょう。
Q. 夜に駅前を歩くときは、何に気をつければいいですか?
A. 駅前は夜も人が行き交う一方で、時間帯によって雰囲気が変わります。帰り道は明るい大通りを選び、バッグは体の前で持つようにしましょう。内見のときも、夕方以降に駅から部屋までを歩いて確かめるのがおすすめです。
Q. 住む前に、街の治安を確かめる方法はありますか?
A. 大阪府警察の「安まちアプリ」では、地図上で地域の犯罪発生状況を確認できる防犯マップや、防犯情報のメールを受け取る機能があります。あわせて、大阪府警察の犯罪統計で区ごとの件数を確かめ、内見は昼と夜の両方で行うと、街の様子をつかみやすくなります。
Q. 保証人がいなくても、大阪で部屋を借りられますか?
A. クロスハウスの住まいは、連帯保証人(個人)が不要です。代わりに保証会社への加入が原則必要で、初回保証料と月額保証料が別途かかります。ただし、初期費用から退去費用までの全額を入居時に一括で支払う場合は、保証会社への加入は不要です。
Q. 女性の一人暮らしで、物件選びの際に確かめることは?
A. オートロックや防犯カメラの有無、駅から部屋までの道の明るさ、駐輪場の屋根や照明などを確かめておくと安心です。クロスハウスには女性専用物件もあります。気になる条件は、問い合わせの際にお伝えください。
大阪で部屋を探すなら、治安のデータとあわせて、実際の部屋や周辺環境も確かめておきたいところです。空き状況や条件の相談は、クロスハウスへお気軽にどうぞ。
まとめ
大阪府警察の令和6年の確定値では、大阪府内の刑法犯認知件数は81,225件、大阪市内は40,011件(人口1,000人あたり約14.2件)でした。区ごとに見ると幅がありますが、ターミナルや商業エリアのある区は、来街者が多いぶん件数が高く出やすくなります。種別では、自転車盗が大阪市全体の約33%を占めます。
区の名前だけで街を決めず、気になる駅の周辺を、数字と、昼夜に歩いた印象の両方で確かめてみてください。大阪府警察「安まちアプリ」の防犯マップも、街選びの手がかりになります。