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大学生の一人暮らしの初期費用はどのくらいかかる?生活に役立つ節約術も合わせて解説!

最終更新日:2025.03.14

春から大学生として一人暮らしを始める方の中には、初期費用がどのくらいかかるのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。初期費用がいくらくらいかかるのかを事前に把握しておけば、余裕を持って準備ができます。本記事では、賃貸物件を借りる際の初期費用や引っ越し費用、家具・家電購入の費用など、詳細に解説します。また、初期費用を抑えるための節約術も紹介しますので、これから一人暮らしを始める方はぜひチェックしてください!

大学生の一人暮らしの初期費用はどのくらいかかるの?

大学生の一人暮らしを始める際の初期費用は、平均で約50万円〜70万円程度かかると言われています。意外と初期費用がかかるなという印象を受けますよね。この初期費用は大きく3つの項目に分けられます。

  • 賃貸物件を借りる際の初期費用
  • 家具・家電の購入費用
  • 引っ越し費用

これらが主な初期費用の項目です。次の章では、それぞれの項目について具体的な金額を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

賃貸を借りる際の初期費用

初めて賃貸を借りる際には、このような項目が初期費用としてかかります。それぞれの相場についてご紹介しますので、参考にしてください。

  • 敷金:家賃1か月~2か月分
  • 礼金:家賃1か月~2か月分
  • 仲介手数料:家賃0.5か月分~1か月分 
  • 前家賃:家賃1か月分
  • 日割り家賃:入居時期により異なる
  • 火災保険:10,000円~20,000円
  • 鍵の交換料:10,000円~20,000円

これだけみても、賃貸を借りるうえでの初期費用の負担額はとても大きいなという印象を受けます。そして、注意点として敷金、礼金、仲介手数料などの金額は、不動産会社や賃貸物件によってそれぞれ異なる場合があります。契約の際に不動産会社へしっかり確認をしておきましょう。中には、敷金礼金が不要な賃貸物件や礼金のみ不要な賃貸物件もあるため、事前に調べておくこともおすすめします。

また、以下の3つのポイントを押さえて事前に把握しておくと契約の際とてもスムーズです。

  • 仲介手数料

 仲介手数料は「家賃1ヶ月分+消費税」が上限と定められています。

  • 前家賃

 前家賃とは、入居する翌月分の家賃を前もって支払うことです。管理費や共益費が別途ある場合、それらも一緒に支払うことになります。

  • 日割り家賃

 月の途中で入居した場合、入居した日から月末までの日数に基づいて日割り計算され、家賃を支払うことになります。

家具家電の購入費用

一人暮らしを始める際には、新しく家具や家電を購入する必要があります。生活に必要な家具・家電の相場についてご紹介しますので、参考にしてください。家具家電の相場を理解していると、購入の際に役立つ情報になると思います。

家電

  • 洗濯機:30,000円~40,000円
  • 冷蔵庫:20,000円~30,000円
  • 電子レンジ:10,000円程度
  • テレビ:20,000円~30,000円
  • 掃除機:10,000円程度
  • 炊飯器:10,000円程度
  • パソコン:50,000円~150,000円

家具

  • テーブル:3,000円~5,000円
  • 椅子:3,000円~5,000円
  • ベッド(寝具一式込み):50,000円~70,000円
  • カーテン:5,000円~10,000円
  • テレビ台:3,000円~5,000円
  • 収納家具:10,000円~30,000円

家具・家電を一通り揃えると、約20万円〜30万円ほどかかることがあります。意外と大きな費用が必要になるため、しっかりと計画を立てて準備しておくことが重要です。早めに貯金を始めておくと安心ですね。

引っ越し費用

一人暮らしを始める際には、引っ越し費用が必要です。一般的な一人暮らしの引っ越し費用は、約4万円〜8万円程度が相場です。ただし、引っ越しシーズンである3月〜4月の繁忙期には、相場の倍以上の費用がかかることもあります。引っ越しが決まったら、早めに日程を決めてなるべく引っ越しの費用を抑えることをおすすめします。

引っ越し費用を抑えるための方法

  • 土日や休日を避けて平日に依頼する

土日や休日は需要が高く、料金も高くなるため平日に引っ越しを依頼することで費用を抑えることができます。

  • 自分で運べるものは自分で運ぶ

自分で運べる小さな家具や荷物を運ぶことで、業者に依頼する荷物を減らし引っ越しの料金を節約することができます。

  • 短納期を避け、数日または数週間かけて依頼する

短納期での引っ越しは費用が高くなることが多いため、余裕を持って引っ越しのスケジュールを組むと、比較的料金を抑えやすくなります。

これらの方法を試して、引っ越し費用を抑え予算内で快適な一人暮らしのスタートを切りましょう。

大学生の一人暮らしに最低限必要な家具家電リスト

ここからは、大学生が一人暮らしを始める際に最低限必要な家具と家電をご紹介します。生活を快適にするためには何を揃えたらいいのか、生活をスタートする上で本当に必要かどうかぜひチェックしてみてください。

優先度の高い家具家電

まず、大学生の一人暮らしにおいて優先度が高い家具・家電をご紹介します。これらは日常生活を快適に送るうえで欠かせないアイテムです。

  • 洗濯機

 生活に欠かせない必須アイテム。特に一人暮らしでは、自分で洗濯をするため早めに揃えましょう。

  • 冷蔵庫

 食品の保存に必須。自炊をする場合は冷蔵庫がないと不便です。

  • 掃除機

 一人暮らしの部屋でも掃除は必須。効率的に掃除できる掃除機は必ず必要です。

  • 炊飯器

 自炊をする場合、炊飯器は欠かせません。お米を毎日炊くのであれば早めに揃えましょう。

  • テーブル

 食事をする際や勉強する際に、テーブルは必要になります。

  • パソコン

 論文や課題レポートの作成にはパソコンが必須。大学生にとって、パソコンは生活の中で非常に重要なアイテムです。

優先度の低い家具家電

次に、優先度が低い家具・家電をご紹介します。これらは、生活してみて必要性を感じた場合に後から購入する方法もおすすめです。

  • テレビ

最近では自宅にテレビを置かない人も増えており、実際に生活をしてみて必要だと思えば購入をするという流れでもいいと思います。

  • ベッド

一人暮らしの生活にベッドが最初に必要と感じるかどうかは人それぞれです。入居した最初は布団で生活をしてみて、やはりベッドが必要だと感じた際にベッドを購入するという方法でもいいかもしれません。ベッドを購入するのに数万円の費用がかかるため、この出費は大きいと思います。

これらのアイテムは、実際に一人暮らしの生活をしてみて「必要だ」と感じた時に購入しても遅くはありません。初期費用を抑えたい方には、後回しにしても良いアイテムであると考えます。


家具家電以外に必要な日用品リスト

一人暮らしの生活には、家具家電以外にも必要となるものといえば、「日用品」です。どんなものが必要かいくつか挙げていきます。

  • キッチン周り:フライパンや鍋などの調理器具・食器
  • バス周り:浴室で使うスポンジ・シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
  • トイレ周り:トイレ掃除用品・トイレットペーパー
  • リビング周り:ティッシュペーパー・物干し竿や洗剤・フローリング掃除用品

細かく見ていくとまだまだ足りないように感じますが、消耗品の購入も必須です。引っ越しの最初の準備は一苦労ですね。購入するものをリストアップすることをおすすめします。

初期費用を抑える節約術【家具家電編】

ここからは、初期費用を抑える節約術をお伝えしていきます。まずは「家具家電」の節約方法についてお伝えします。

セット販売している商品を購入

引っ越しシーズンになると、家電量販店や通販サイトで「新生活応援フェア」などのキャンペーンが開催されることがあります。これらのフェアでは、必要最低限の家具や家電がセットになって販売されており、まとめて購入することでお得に買い物ができます。もし、メーカーや商品のこだわりがそこまで強くない場合は、セット販売を利用し家具家電を探すという方法が非常におすすめです。家具や家電を一度にお得に揃えたい方は、ぜひチェックしてみてください。

知人から譲り受ける

家具や家電を知人から譲り受けることも、初期費用を抑える賢い方法の一つです。新品にこだわりがなければ、使用感のある家具や家電を譲り受けることで、かなりの費用を節約できます。譲り受ける前に状態をしっかり確認し、必要であればクリーニングやメンテナンスを行って、問題なく使えるようにしましょう。知人が使用しなくなったから無償でくれる場合もあれば、金額を安く譲り受ける場合などもあり様々ですね。

家具家電付きの賃貸を検討する

家具・家電付きの賃貸を探し入居を検討するのも、初期費用を大幅に抑える方法です。特に期間限定で一人暮らしを検討している人には、家具家電が揃っている賃貸物件は非常に便利です。この方法で物件を探せば、引っ越しの際に新たに家具家電を購入する手間も省け、引っ越し費用も抑えることができ、初期費用を大きく抑えることができます。

初期費用を抑える節約術【引っ越し費用編】

次に、引っ越し費用を抑えるための節約術をご紹介します。引っ越しをする際には、費用がかさむことが多いですが、少し工夫するだけで大きな節約が可能です。どのように引っ越し費用を抑えるかを詳しく解説します。

週末・休日は避ける/少し期間を設ける

先ほどもいくつか事例を挙げたのですが、引っ越しの費用は、週末や休日に依頼すると高くなることが多いです。もし時間に余裕があるなら、平日に引っ越しを依頼することをおすすめします。また、繁忙期を避けることで、引っ越し費用を大きく節約できます。引っ越しまでの日程に余裕があれば、少し期間を空けて引っ越し日時を調整することで、よりお得に引っ越しを実現できます。

複数の引っ越し業者へ連絡して検討する

引っ越し業者は多数あるため、同じ条件でも金額やサービス内容が異なります。複数の引っ越し業者に見積りを依頼し、比較することをおすすめします。見積もりの金額だけでなく、提供されるサービスの内容も異なるため、しっかりチェックをして自分に最適な業者を探し、業者を選ぶようにしましょう。

家電量販店の配送無料サービスを活用する

一部の家電量販店では、家電購入時に配送無料サービスが提供されることがあります。このサービスを利用することで、引っ越し費用を節約することができます。家電購入の際に、配送無料サービスを提供している店舗をチェックし、賢くこのようなサービスを活用しましょう。

細かいものは自分で運ぶ

意外と細かいものを引っ越し業者に依頼をすると金額が上がってしまうこともあります。できるだけ自分で運べるものは自分で運ぶことで、引っ越し業者に依頼する荷物を減らすことができます。遠距離引っ越しの場合は難しいかもしれませんが、近距離の場合や小物類については、自分で運ぶという方法を試してみてください。

大学生の一人暮らしに必要な平均の初期費用

ここまで、一人暮らしに必要な各項目の相場や節約術についてご紹介してきました。では、大学生の一人暮らしに必要な平均初期費用はどのくらいかかるのでしょうか?おおよその目安として、約50万円~70万円程が必要となります。内訳は以下の通りです。

  • 家賃関連費用:30万円~40万円
  • 家具・家電購入費用:10万円~20万円
  • 引っ越し業者費用:10万円程度

大学生の一人暮らしでは、初期費用を抑えるコツとして、「必要なもの」と「不要なもの」をしっかり見極めることが大切です。特に一人暮らしが初めての場合は、どうしても初期投資がかかりがちです。生活しながら少しずつ必要なものを揃えていくという方法もあります。お財布と相談しながら、賢く一人暮らしの準備を進めましょう。

大学生の一人暮らしにかかる生活費

初期費用に加えて、日常生活における生活費も重要なポイントです。これからの新生活で、どれくらいの生活費がかかるのかを事前に把握しておくことは大切です。

大学生の一人暮らしにかかる生活費は、平均で月額12万円ほどです。以下の4つのカテゴリに分けて、生活費の平均金額をご紹介します。生活スタイルや地域によって多少の差がありますが、この金額を参考にして計画的に生活費を見積もりましょう。

家賃

大学生の一人暮らしにおける家賃は、地域によって大きく異なりますが、平均的な相場は毎月約5万円~6万円です。特に、東京や大阪などの都市部では家賃が高くなる傾向があります。地方都市や郊外の物件では、比較的安価な物件も見つけやすいです。不動産会社に相談をして、条件面のすり合わせや物件の内見もしっかり行い、自分に合う物件を探しましょう。

水光熱費

大学生の一人暮らしにかかる水光熱費の毎月の平均は、約6,000円~8,000円です。この金額の中には、電気代・ガス代・水道代が含まれます。特に夏や冬は、冷房暖房を使うことがあるため電気代が若干金額が上がってしまうことを事前に理解しておきましょう。

食費

大学生の一人暮らしにおける食費の毎月の平均は、24,000円~30,000円程です。食費を抑えるために、自炊をする人や、学食を利用して安く抑えたり、飲食店でのアルバイトを通して賄いを活用する学生も多くいます。自炊をうまく活用することで、食費を節約しつつ健康的な食生活を送ることができます。

その他

その他の生活費として、毎月の平均は約45,000円~50,000円ほどがかかります。この項目には、交通費、携帯代、勉学費、娯楽費などが含まれます。また大学生にとって、大学までの交通費や大学の授業で使用する教材費などは予期せぬタイミングで突然出費が多くなることがありますので、事前に予算を立てておくことをおすすめします。

引っ越しまでにやるべきこと

一人暮らしの賃貸物件も決まり、家具家電もそろえて少しずつ引っ越し準備が完了しそうではありますが、賃貸の契約後、引っ越しまでにやるべきことがいくつかあります。事前にやるべきことの注意点についても解説していきます。

  • 引っ越しの手続き

引っ越し業者へ連絡をし、引っ越しの依頼をしましょう。早めに行動していくことをおすすめします。特に繁忙期は予定が埋まりやすいため、希望日時での対応が難しい場合もあります。

  • 電気・ガス・水道・インターネット回線の契約

日常生活で使用する電気・ガス・水道・インターネットは、意外と忘れがちですが自ら動き契約をしないと使用出来ないなんてことも。入居開始する日から快適に過ごせるように忘れずに各業者へ連絡をし、契約を進めておきましょう。

一人暮らしを始める際は、初期費用の面ももちろんですが、様々な契約も同時に進める必要があるため注意しておきましょう。

一人暮らしの初期費用抑えたいならシェアハウスも検討しよう

一人暮らしの初期費用を抑えたい場合、シェアハウスの選択肢も考えてみる価値があります。シェアハウスでは、家賃や光熱費を複数の入居者で分担するため、個別の賃貸物件に比べて初期費用や月々の費用を大幅に節約できます。シェアハウスでは、家具や家電が揃っている場合も多く、家具・家電購入費用も抑えられるのが大きなメリットです。また、初期費用として必要な敷金や礼金、仲介手数料も不要な物件も多く、引っ越し費用を減らすことができます。もちろん、プライバシーや生活スタイルに対する配慮が必要ですが、初めての一人暮らしで費用を抑えたい方には、シェアハウスは非常に有効な選択肢となります。

まとめ

今回は、大学生の一人暮らしにかかる初期費用や、生活費を抑えるコツについてお伝えしました。これからの一人暮らしの生活に役立つ情報として、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。初期費用を抑える方法や節約術は、一人暮らしを始める際に非常に重要なポイントです。必要なものを見極めて、無駄を省きながら、快適で充実した生活を送るための手助けとなります。ぜひ、賢くお金を使いながら一人暮らしの新しい生活を楽しんでください!

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