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シェアハウスってどんな感じ?メリット・デメリット・実体験を踏まえて徹底解説!

最終更新日:2025.03.13

近年、シェアハウスで暮らす人が増え、注目を集めています。「シェアハウスに住んでみたいけど、実際どうなんだろう?」「どんな生活が待っているの?」と、興味や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?これからシェアハウスを考えている方や、興味はあっても一歩踏み出せなかった方のために、この記事ではシェアハウスのメリット・デメリット、そして実際の体験談を交えて詳しく解説します。シェアハウス生活が気になる方は、ぜひご一読ください!

シェアハウスとは?

1つの賃貸住宅内で、キッチンやバス・トイレなどの水回り、リビングなどの共用スペースを複数の住人で共有し、個別に「プライベート空間」が確保されている住宅スタイルを「シェアハウス」と言います。このスタイルがシェアハウスの一般的な形となっています。プライベート空間は1部屋を数名でシェアする形や1人につき1部屋しっかりプライベートな個室が割り当てられるタイプだったりとシェアハウスの物件によって部屋のスタイルが変わってきます。事前に見学する際に確認して見てください。シェアハウスについてイメージは湧いているかもしれませんが、実際にどんな生活が待っているのか、詳しく知っている人は少ないかもしれません。ここでは、シェアハウスの実際の生活をわかりやすく解説します。

シェアハウスのメリット

ここからは、シェアハウスのメリットについてご紹介します。自分がどこに重きをおいているか考えるきっかけにしてみてください。

コスト面の削減

シェアハウスの大きな魅力のひとつは、コスト面の削減です。シェアハウスでは、敷金・礼金・仲介手数料などが不要なことがほとんどです。また、最低限の家具や家電が備え付けられていることが一般的で、家具を購入する必要がないため、引っ越しがとても簡単です。一人暮らしの場合、大型家電(洗濯機や冷蔵庫など)を新たに購入する必要がありますが、シェアハウスではこれらの家電が既に設置されているため、余計な出費を抑えながら、身軽に引っ越しすることができます。

寂しさの軽減

シェアハウスであれば、共有スペースへ行けば誰かがいたり話をすることもできるため寂しさが軽減されます。一人暮らしだと感じる寂しさもシェアハウスであれば、誰かがいるという安心感が持てます。家族や友達と違って入居者同士で適度な距離を保つことができるので、あまりコミュニケーションをとりたくない時はそっと自分の部屋へ、ということも可能でしょう。

異文化交流と人脈形成のチャンス

また様々な人との出会いがあるため、異文化交流や人脈形成に興味ある方はとても楽しく生活できる空間であるといえます。いろんな価値観に触れることもできます。シェアハウスで意気投合し親友になる人や共通のビジネスアイデアをきっかけに一緒に事業を始める人もいるため、ネットワーキングの場としても大いに活用できるでしょう。

シェアハウスのデメリット

次に、シェアハウスのデメリットについてもご紹介します。シェアハウスでの生活にはどんな注意点があるのか、具体的に見ていきましょう。

騒音や人の気配

一人静かに過ごしたい人や騒音や人の気配がストレスになる人には向かないです。最低限のルールやマナーはあるものの、他にも入居している人がいるため、それぞれ生活スタイルも異なります。神経質になってしまう人だとシェアハウスは難しいでしょう。

人間関係

共用スペースの過ごし方や設備の使用方法は、基本的にルールが設けられていますが、生活習慣や考え方の違う人同士が一緒に生活するため、自分の常識が通用しないことも。もし同居人との関係がうまくいかないと、日々の生活がストレスに感じることもあるかもしれません。過去に寮生活の経験がある方は、シェアハウスでも問題なくスタートできるかもしれません。大切なのは、適度な距離を保ちながら、他人と同じ空間や場所で暮らしているということを全員が意識して生活することです。

家族や友達を呼びにくい

シェアハウスの中には、入居者以外立ち入りを禁止にしているシェアハウスもあります。家族であったとしても不当な理由がない限り入室できない可能性もあるため、注意が必要です。それぞれ物件によってルールが異なりますが、事前申請をすれば家族や友達を呼べるシェアハウスもあるので、入居前に確認しておくと安心です。

シェアハウスのタイプ

次はシェアハウスのタイプについてです。どんなタイプがあるのか見ていきましょう。主に建物のタイプ・部屋のタイプ・コンセプトタイプの3つです。それぞれどんなものか見ていきましょう。

シェアハウスの建物タイプ

シェアハウスとして使用される建物は、入居可能人数や設備が使用される建物によって異なります。主な建物タイプには、マンションタイプ、一戸建てタイプ、アパートタイプなどがあります。また、最近では古民家をリノベーションしたシェアハウスも登場しており、個性的な空間での生活が楽しめる場合もあります。

部屋のタイプ

部屋のタイプは次が挙げられます。1人使用する個室タイプ・2人以上で使用する相部屋タイプ(ドミトリー)です。

コンセプトタイプ

シェアハウスの魅力のひとつは、さまざまなコンセプトに基づいたコミュニティが形成されている点です。最近では、ペットOKやSOHO(事務所利用)可、さらには国際交流を目的としたシェアハウスなど、独自のコンセプトを持つ物件が注目を集めています。自分のライフスタイルや趣味に合ったシェアハウスを探し見つけることで、より充実した生活が楽しめるかもしれません。

シェアハウスに住むための初期費用

まずは、1人個室を持つタイプの初期費用について一例を挙げていきます。金額について前後する場合があるため、あくまで例として参考にしてみてください。

保証金(デポジット) 20,000円~30,000円

物件によって様々ですが、通常の賃貸物件のような敷金・礼金が不要で、保証金(デポジット)を運営管理の事業主にお支払いするケースがほとんどです。シェアハウスでも入居継続のための更新費や、再契約時に必要な費用が発生する場合があります。契約内容については事前にしっかり確認しておきましょう。デポジットの金額は家賃の約1か月程度などと比較的費用を抑えられるケースが多いため、初期費用の負担が少なくスタートできるでしょう。

1か月分の家賃 35,000~50,000円

条件によって金額は異なり、自分の予算と条件面を考慮して検討する必要があります。ただアパートを借りるよりはるかに安く住むことができることがわかります。目安として、家賃の相場金額を把握していくことが大切です。

光熱費 10,000円~15,000円

多くのシェアハウスでは、光熱費が定額制で設定されています。これにより、毎月の固定費が安定し、生活費を予測しやすくなります。費用を抑えた生活を希望する方にとって、シェアハウスは非常におすすめの選択肢です。

シェアハウスに向いている人の特徴

シェアハウスには、大学生や留学生、サラリーマン、SOHO(事務所)で働いている人、単身赴任中の人など、さまざまな人が入居しています。他の入居者と共用スペースをシェアすることが前提となるため、他人とのコミュニケーションを楽しみ、共同生活に適応できる人が向いていると言えます。

シェアハウスのマナーやルールを守って生活できる人

それぞれシェアハウス独自のマナーやルールがある可能性もあるため、事前にしっかり確認しておく必要があります。門限や共用スペースの利用方法や清掃について等、それぞれのシェアハウスのルールやマナーをきちんと守れることで入居者同士お互いに心地よく快適に生活ができます。住んでいる入居者一人一人の意識が大切です。

最低限の社交性がある人

すれ違ったら挨拶をする、何かみんなで作業するときは協力し合うなど、最低限の社交性・コミュニケーション能力は必要になります。シェアハウスでは、多くの人と同じ空間を共有するため、円滑なコミュニケーションが必要不可欠です。

シェアハウスに向いていない人の特徴

シェアハウスが向いていない人には、以下のような特徴があります。シェアハウスでは、複数の人と生活を共にするため、同居する人とのコミュニケーションが必要です。また、最低限のルールやマナーを守ることが大切です。

一人で気ままに過ごしたい人

個室の自分の部屋であれば、気ままに過ごすことができますが、どうしても共用スペースでは他の入居者もいます。自由気ままに過ごしたり、自分勝手な行動は共同生活する上では、相手に迷惑をかけるので避けましょう。こういった方には向いていないですね。

潔癖症の人

シェアハウスでは、水回り(キッチン、バス、トイレ、洗濯機など)の使用や清掃を入居者全員で当番制で行うことが一般的です。共用スペースを他の入居者とシェアするため、潔癖症の方には、共同生活が少し難しく感じられることもあるかもしれません。ただし、同じような価値観や生活スタイルを持った住人が多ければ、問題なく快適に生活できることもあります。さまざまな人と生活することに対して柔軟に対応できる心構えがあれば、シェアハウスでの生活を楽しむことができるかもしれません。

人とのコミュニケーションをとることが嫌な人

他の入居者との交流もあるため、最低限のコミュニケーションは必須。そもそも人とのコミュニケーションをとることが嫌ということであれば、他の入居者との生活は厳しいですね。コミュニケーションをとりながら適度な距離を保ちながら生活していくことが大切です。
 

シェアハウスの生活はどんな感じ?規模別の特徴

ではシェアハウスの生活は具体的にどんな感じなのでしょうか。シェアハウスの規模感によっても特徴が異なるため1つずつ詳しく説明していきましょう。自分がどの規模感が合いそうか検討する一つの指標にしてみてください。

小規模(2~5人)シェアハウスの特徴

小規模のシェアハウスは、少ない人数なので、知人や友達と生活する感覚で日常を送ることができます。同居人の生活スタイルも見えてくるため、気を使いすぎず比較的プライベートの時間を確保しやすいです。またキッチンを使うタイミングが重なったときは、一緒にご飯食べながら仕事の愚痴を言いあったり、恋愛トークをしたりとこういう時間の使い方もできますね。ただ共用スペースの水回り部分でもあるバスルームやトイレの使用のタイミングが重なるときは、譲り合いの心が必要になるので少しストレスが溜まってしまうことも。こういった場合は生活リズムを調整する必要があります。

中規模(5~20人)シェアハウスの特徴

小規模のシェアハウスの物件と比べて、入居者が増えるので共有スペースの利用が頻繁に行われることも多いです。リビングでみんなでお酒を飲んだり何人かでリビングでくつろぐ等、人と過ごす時間が増えることがあります。大学生、留学生や社会人もいて幅広い人との交流が生まれやすいことも特徴の一つです。入居する際に気になる水回りについても洗濯機やトイレの数も増えるため入居者の生活スタイルによっては、時間帯が被らずストレスなく利用できます。ただ騒音については、小規模に比べて人もすこし増えるためリビング付近は若干ですがうるさくなる可能性もあります。最も人間関係が濃くなる人数規模であるといえます。コミュニティ作りをするなら中規模がおすすめです。

大規模(20人以上)シェアハウスの特徴

大規模のシェアハウスは、共有スペースも広いためコミュニティイベントが多いことが特徴の一つです。新たな出会いも多く、イベントを通して共通点が見つかり入居者同士仲が深まることもあります。ただ入居者が多ければ多いほど多種多様なので、人間関係が流動的で自由度が高く、意外と大規模なシェアハウスの方が人間関係はドライかもしれません。入居者とコミュニケーションを積極的に取りたい方は、自分から話しかけていく必要があります。さらに入居者人数が増えれば、入居者同士のトラブルも増えることもあり、生活音や騒音問題でトラブルが起きてしまうこともしばしば。キッチンやバスルーム、トイレなども使用する人が多い分、汚れやすくなります。一人ひとりがきれいに清潔に使用することを意識することが必要です。

シェアハウス暮らしの実体験

シェアハウスの暮らしは想像以上に面白く興味深い体験の連続です。個人のプライバシーと他の入居者との共同生活のバランスや他の入居者との交流など、シェアハウスならではの体験談を複数挙げてお伝えしていきます。

共有スペースの使い方

共用スペースの活用は、シェアハウスにとっての醍醐味です。共用スペースであるキッチン・バスルーム・リビングなどは、他の入居者との交流の場であり、新しい文化や考え方に触れることができます。キッチンでは、日本人の学生と留学生が一緒に料理をしたりリビングで食事を共にすることで、国際交流が生まれます。「最初は自炊が面倒だったけど、いまでは他の入居者と一緒に料理をするうちに楽しくなり、週末の料理する時間が楽しみです。」と話す入居者もいます。リビングでは、「仕事からの帰宅後、リビングでゆっくりくつろいでいると自然と他の入居者と会話が生まれ、一人暮らしの寂しさを感じることがなくなり嬉しいです。」と話す人もいました。このような微笑ましいエピソードもあれば、共用スペースの使用はルールとマナーが大切です。相手を思いやり生活することで快適な共同生活が生まれます。またシェアハウスによっては、掃除当番もあり入居者が順番で掃除をしていきます。ルールを守って共用スペースをきれいにすることで、気持ちよく過ごすことができますね。

プライバシーの配慮

シェアハウスでは、個人のプライバシーと他の入居者との交流のバランスが大切です。個室では自分だけの空間であり、共用スペースでは他の入居者との交流やコミュニティが生まれます。このバランスは、入居者それぞれニーズが異なります。「個室と共用スペースでオンオフの切り替えができる点が魅力的に感じ、シェアハウスを選択しました」という人もいれば、「最初は気を使って、疲れることがあったが徐々に自分のペースを見つけて、他の入居者とも程よくいい距離感を保ちながら生活できています」という声も。それぞれが自分に合った生活スタイルを送ることが何より大切ですね。

イベントや他交流が多い

イベントや他の交流が多いのは、シェアハウスだからこそできる体験ですね。新しい人間関係の構築や異文化理解の促進に大きな役割を果たします。例えば、国際料理パーティーや映画鑑賞会、語学交流会などを実施。シェアハウスによって異なるため、コミュニティイベントの実施が多いシェアハウスもあれば少ないシェアハウスもあります。日本に来たばかりの留学生は「日本語がわからず不安だったけど、多くの友人ができ、日本語が少し上達したし、日本のことがもっと好きになった」と打ち明けてくれる人もいました。

シェアハウス選びの重要ポイント

シェアハウスの内覧は、実際の生活環境を把握するうえでとても大切です。下記の項目を内覧時にチェックしてみてください。

内覧(設備から雰囲気)

内覧時には、設備面をしっかり見て確認しておくことをおすすめします。例えばこんなことが挙げられます。
  • 個室の広さと設備面について:ベッドや机、収納スペースは十分にあるかどうか
  • 共用スペースの清潔状態:キッチン・バスルーム・トイレなどの衛生状態はどうか(散らかっていないか)
  • セキュリティ:玄関のオートロック、防犯カメラの有無について
  • 家具の状態:冷蔵庫・洗濯機・エアコン等の稼働状態についてどうか
  • インターネット環境:Wi-Fiの速度や安定性について
  • 周辺環境について:スーパーや飲食店、また最寄り駅までの距離や周辺に何があるか
  • ハウスルールの内容について:共用スペースの使い方、共用スペースの清掃や来客について、門限の規制、宅配便について(ルールの張り紙があればそれも確認する)
上記の項目を内覧時に確認しておくといいと思います。シェアハウスの物件によって物件の雰囲気も全く異なるため、どんな雰囲気か入居者はどんな人たちなのか見ておくのも一つです。運営会社の担当者に質問するのも一つの方法です。しっかり管理し運営できている会社であれば、どんな入居者がいて、どんなトラブルがあったかどんなリクエストが入居者から挙がっているのか等、細かく話をしてくれることもあります。

契約時の注意点

シェアハウスの契約は、一般的な賃貸契約と異なる点があります。いくつか挙げていきます。
  • 保証金(デポジット):保証金額と返還条件や更新などの確認
  • 解約の条件:事前通知期間や違約金の有無などの確認
  • 契約期間について:契約期間や更新方法についての確認
  • 共益費の内訳:共益費がある場合は、金額と何が含まれているかの確認
  • 修理について:設備故障時の対応と修理の負担費用についての確認
  • 個人情報の取り扱い:他の入居者との情報共有の範囲についての確認
  • ハウスルール:具体的にどんなルールがあるか確認
上記の内容をしっかり契約前に確認し、不明点がある場合は必ず質問し不安を解消しましょう。自分の生活スタイルとシェアハウスのハウスルールが合うかも確認することが重要です。

自分のライフスタイルに合うシェアハウスの見つけ方

シェアハウスはここ数年増加傾向です。そのため、様々なシェアハウスがあります。自分の生活スタイルに合った最適な物件を見つけるためには、このようなことを見極める必要があります。
  • 入居する際の予算:月々の支払い額を明確にして物件を見つけていく
  • シェアハウスの立地:通勤・通学時間や近隣施設がどんなものがあるかも確認
  • 設備面:個室の部屋タイプや共用スペースの雰囲気や設備が充実しているかどうか
  • 入居者について:年齢層や国籍、入居者の属性(学生・社会人が多い)等の特徴を知る
  • シェアハウスの管理体制:清掃サービスの有無や管理人について
  • コミュニティやシェアハウスのコンセプト:イベントや他の入居者との交流などの確認やどういったコンセプトのシェアハウスなのかも知る
上記の項目などを確認してみてください。その他で情報をもっと知りたい場合は、検索して口コミを見てみたり、もし出来るのであれば今住んでいる入居者との会話する機会を設けるのも一つですね。

シェアハウスに住む価値とは

シェアハウスの暮らしは、他の入居者と同居しながら公私のバランスをとるのが難しいと思うことがあるかもしれません。しかし一方で、新しいコミュニティに参入することで一人暮らしとは違った楽しみを得ることができます。年齢や職種、生活環境の異なる人たちとの同居は、ほかでは味わえない貴重な体験になると思います。ここでのつながりが今後の人生で大きな意味を成すこともあるかと思います。単なる経済的な節約を目的とするのではなく、シェアハウスでの人とのつながりや体験を価値として捉えるのも一つでしょう。

まとめ

今回は、シェアハウスってどんな感じ?というテーマで、シェアハウスのメリット・デメリット、実体験について解説しました。シェアハウスには様々な種類があります。事前に気になる物件は見学して、ハウスルールなどもしっかり確認しておきましょう。今では、様々なシェアハウスが存在するため、入居後に後悔しないために時間かけて自分に合った環境を手に入れられることが一番です。一方、プライバシーやルールを守ることが苦手な方には向いていないということも。シェアハウスを検討している方にとって自分のライフスタイルに合った物件の選択ができるよう、リサーチしていきましょう。


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