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シェアハウスの防音対策の効果的な方法と必要な理由を紹介

最終更新日:2024.10.01

シェアハウスで生活していると、他の人の生活音が気になってくる時もあります。 反対に、自分たちの生活音が相手に聞こえている場合もあるでしょう。 ある程度の生活音は仕方ありませんが、できればお互いストレスなく過ごすためにも可能な限りの防音対策をしておきたいものです。 本記事では、シェアハウスの防音対策として効果的な方法と、防音対策が必要な理由をご紹介します。 シェアハウスでの防音対策に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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シェアハウスですぐにできる防音対策

すべてのシェアハウスが防音性に優れているわけではありません。 コンクリートのRC造やSRC造は防音性が高いですが、鉄骨造や木造は壁が薄い分、防音性に少し心配があります。

また、防音性の高いシェアハウスだと家賃が高めな場合もあるため、予算の関係で住むのが難しい人もいるでしょう。 そこで、防音対策に困っている人のために、シェアハウスですぐにできる防音対策をご紹介します。

  • 壁側に家具を寄せる
  • 厚みのあるカーペットや防音カーテンを使う
  • 防音シートを壁や天井に貼る
  • スリッパを履く
  • 窓やドアの隙間を塞ぐ
  • 耳栓・ヘッドホンをする
  • 共有スペースはルールを決める


快適なシェアハウス生活を送るためにも、防音対策を徹底しましょう。

壁側に家具を寄せる

音は壁を伝って聞こえてくるため、家具を壁に寄せて配置しましょう。 廊下などの共同スペースがある側の壁や、隣の部屋と接する壁に、本棚などの大きな家具を意識的に配置してください。

これだけでも、隣から聞こえてくる音をシャットアウトできます。 自分の部屋の生活音も隣に聞こえにくくなるので安心です。

厚みのあるカーペットや防音カーテンを使う

下の階の人に自分の部屋の生活音が聞こえていないか心配な場合は、厚みのあるカーペットを敷くのも防音対策の1つです。 カーペットは、音や振動を吸収してくれるので、下の階の部屋にまで音が伝わりにくくなります。

同じような理由で、音を吸収する衝撃吸収クッションやマットを敷くのも良いでしょう。

また、外へ音が漏れ出るのが心配な時は防音カーテンの出番です。 通常のカーテンよりも厚みがあるので、外へ音が漏れにくくなって外の音も聞こえにくくなります。

防音シートを壁や天井に貼る

外からの音を聞こえにくくしてくれる遮音シート、吸音シートなどの防音グッズを壁や天井に貼るのもおすすめです。

遮音シート
部屋の外から伝わってくる音を反射させて音を通さないシート。
ただし、音を反射させるだけなので騒音が反響してうるさくなる可能性がある。
吸音シート
音を吸収するシート。
より十分な防音効果を期待するなら遮音シートとの併用がおすすめ。


上記のように、遮音シートで騒音を反射させ、反射した音を吸音シートで吸収してより高い防音対策が行えます。

スリッパを履く

スリッパを履くだけでも、下の人に音が響きにくくなります。 2階以上のシェアハウスに住む場合は、スリッパを用意するようにしましょう。 また、先にも述べた厚みのあるカーペットも敷くと、より高い防音対策ができます。

窓やドアの隙間を塞ぐ

窓やドアに少しでも隙間があると、そこから音が漏れ出てしまいます。 この隙間を塞ぐだけでも、自分の部屋から出る生活音が外に出にくくなります。

窓やドアの隙間は、通販やホームセンター・百均で売っている以下のようなテープを利用すれば、自分で対策が可能です。

フェルトテープ
吸音材としても使われているポリエステルが素材。
数mm程度の隙間対策におすすめで、百均でも購入可能。
隙間テープ
隙間風や埃の侵入防止にも使えるウレタン素材のテープ。
多少の伸縮性があり、サイズや厚みも多種多様。
エプトシーラー
汎用ゴムの中でも最も耐候性・水密性に優れたEPDMゴム発泡体が使われたテープ。
ゴムの気泡帯構造が音を拡散して軽減させる効果がある。


おすすめなのは、防音効果の高いエプトシーラーですが、予算や使用する場所に合わせて適切なテープを選びましょう。

耳栓・ヘッドホンをする

ヘッドホンで音楽を聞いていれば、隣からの音もかなり聞こえにくくなります。 寝る時にヘッドホンをつけながら寝にくい場合は耳栓を使いましょう。

音を遮断しながら、目覚まし時計やアラームの音は拾えるタイプのものもあります。 ヘッドホンも耳栓も、つけ始めた時は違和感があるかもしれませんが、簡単な防音対策としてはおすすめです。

共有スペースはルールを決める

共有スペースがある場合は、音に関してのルールを決めましょう。 シェアハウスでは、それぞれの部屋から聞こえる生活音だけでなく共有スペースの音も気になるものです。

たとえば、リビングで聞こえる電話や話し声、洗濯機やシャワーの音などがあります。 日中聞こえる分には多少は問題なくても、深夜になっても声や音が聞こえてきたら寝られませんよね。 他の方の迷惑にもなるので、シェアメイトと話し合って以下のようなルールを決めましょう。

  • 洗濯機やシャワーの利用は朝6時から夜11時まで
  • ドアの開閉は静かにする
  • テレビの音は上限15まで
  • リビングの消灯は23時
  • 夜0時以降の共有スペースでの会話は最小限にする


シェアハウスで防音対策が必要な理由

そもそもなぜ防音対策が必要なのでしょうか。 それは、シェアメイトとの関係や自分の生活を快適にするためなど様々な理由があります。

  • 暮らす人の快適な生活環境を実現するため
  • シェアメイト同士のトラブルを防止するため
  • リラックスできるプライベート空間の確保のため


シェアハウスで防音対策が必要な3つの理由を見ていきましょう。

暮らす人の快適な生活環境を実現するため

防音対策は、自分だけでなく一緒に暮らす人の快適な生活環境を守るためにも必要です。 防音対策が十分にできていないと、お互いがお互いの生活音にストレスを感じるでしょう。 関係性もギクシャクして住み心地の悪いシェアハウスになる可能性もあります。

入居時には、自分とシェアメイトの暮らしやすさを考えて防音対策を徹底するようにしましょう。

シェアメイト同士のトラブルを防止するため

シェアメイト同士のトラブル防止のためにも大切です。 共通スペースでのルールや、自分の部屋での過ごし方に配慮なく生活音を出していると、シェアメイトとのトラブルに発展する恐れがあります。

深夜に音楽や電話、テレビなどの音が聞こえると、その音が気になって眠れない人もいるでしょう。

夜中に仲間を連れてきて共有スペースで騒いで、他のシェアメイトに迷惑をかける方もいるかもしれません。

このような迷惑行為を続けていると、他のシェアメイトから反感を買う恐れがあります。 同じ家に住むシェアメイトのためにも、必要最低限のルールやマナーを決めて防音対策を行ってください。

リラックスできるプライベート空間の確保のため

リラックスできるプライベート空間の確保のためにも必要です。 防音対策やルールが徹底されたシェアハウスであれば、自分の部屋がプライベート空間として安心して過ごせます。 シェアメイトと自分、お互いに安心して暮らせるように防音対策をしましょう。

シェアハウスの防音対策をしても解決しない場合

いくら防音対策をしても騒音問題が解決しない場合もあります。 同じシェアハウスに住むシェアメイトが全くルールを守らず、深夜に大声を出したり大音量で音楽を聞いたりする人もいるかもしれません。

ルールを守らない人に注意したくても、なかなか自分から注意するのも難しいものですよね。

シェアハウスで防音対策をしても解決しない場合の対策は、2つあります。

  • 管理人に連絡する
  • 退去する


管理人に連絡する

騒音問題が起こる大元の原因は、管理人にあります。 なぜなら、騒音などトラブルの原因となる入居者を管理人が許可して入れてしまったからです。

また、シェアハウスでのルールが確立されていなかったり、お粗末なルールだと従わない人も出てきます。 そういったルールを守らない人は、管理人に対応してもらって問題を解決してもらいましょう。

退去する

管理人がトラブルの元である人に注意しても問題が解決しない場合は、速やかに退去しましょう。 騒音が響いているのに我慢して住み続けていると、自分の生活スタイルが崩れて疲れが取れなくなったり、ストレスで睡眠障害などの病気を発症するかもしれません。

静かな環境を求めてホテルに宿泊してリフレッシュする人もいるようですが、ホテルにかかる費用を支払うくらいなら、新しいシェアハウスに移り住んだ方が根本的解決になります。

まとめ

さまざまな生活スタイルの人と暮らすシェアハウスなので、入居時には何かと気を遣う場面も多くなるでしょう。

また、人によっては深夜から活動を開始する人や早朝から仕事に行く人もいます。 そのような人たちもストレスなく、安心して暮らせるように防音対策やシェアハウス内でのルールを守ることが大切です。

自分もシェアメイトもリラックスできる環境づくりのためにも、防音対策は必ず行いましょう。