シェアハウスのドミトリータイプとは

シェアハウスは、リビング、キッチン、お風呂、洗面所、トイレといった共有スペースと、プライベートスペースである各個人の居室で構成されています。
居室は大きく分けて「ドミトリータイプ」「セミプライベートタイプ」「個室タイプ」に分けられます。
「ドミトリー」とは、英語で「寄宿舎」「学生寮」などの意味です。
そこから転じて、シェアハウスではひとつの部屋に複数の二段ベッドが置かれていて、数人が共同で使うタイプの部屋を指します。
基本的に自分だけの占有スペースはベッドの上のみですが、最近では占有できる収納や鍵付きの金庫が用意されていて、快適さやプライバシーに配慮されている物件も多くなっています。
また、占有スペースが狭い分、家賃が抑えられます。 セミプライベートタイプはドミトリータイプと同様に複数人で1部屋を使いますが、ドミトリーよりもプライバシーが確保されているレイアウトです。
個室タイプはその名の通り、1人で1部屋を使うタイプです。

ドミトリーのメリットデメリット

ここでは、ドミトリータイプのシェアハウスで生活するメリットやデメリットについて見ていきましょう。

ドミトリーのメリット

ドミトリータイプのシェアハウスで生活するメリットに、「ルームメイトと仲良くなれる」「費用が抑えられる」「生活に必要なものがほぼ揃っている」などが挙げられます。
それぞれ順番に見ていきましょう。

ルームメイトと仲良くなれる

1つ目は、ルームメイトと仲良くなれることです。
ドミトリータイプの部屋は、複数人で同じ部屋をシェアすることになります。
距離が近い分、会話を交わしたり、お互いについて知る機会も多く、仲良くなれるチャンスが多いです。
家族、学校、職場、バイト先などとはまた違った関係性の友人ができることで、自分の世界が広がります。
時には相談に乗ったり、乗ってもらったりすることもあるかもしれません。
中にはシェアハウスを出た後も、定期的に連絡を取り合っている人たちもいるようです。

費用が抑えられる

2つ目のメリットは、費用が抑えられることです。
ドミトリータイプは占有スペースが狭い分、家賃が安く設定されていることが多いです。
また、シェアハウスは水光熱費や通信費（Wi-Fi代）や、トイレットペーパーや洗剤などの消耗品の費用が共益費に含まれています。
それにより、一人暮らしに比べて割安な費用で生活が可能です。
住居に関する費用が固定されていることで、生活費の予算も立てやすくなるでしょう。

生活に必要なものがほぼ揃っている

3つ目のメリットは、生活に必要なものがほぼ揃えられていることです。
アパートなどで一人暮らしを始める場合、冷蔵庫、洗濯機、掃除機といった生活家電を揃えなくてはなりません。
家具や必要最低限の食器、そして自炊をする場合は包丁やまな板、鍋などの調理器具も必須です。
リサイクルショップなどを利用するとしても、ある程度の出費は避けられませんし、手配するのにも手間がかかります。
シェアハウスであれば、共用スペースの家電類や生活用品はもちろん、占有スペースの家具も全て準備されていますので、楽にひとり暮らしを始めることができます。

ドミトリータイプのデメリット

さまざまなメリットがある一方で、ドミトリータイプのシェアハウスで生活するのにはデメリットもいくつか挙げられます。
よく挙げられるのは「消灯時間が決まっている」「貴重品の管理が不安」「シェアの相手を選べない」です。
以下、順番に見ていきましょう。

消灯時間が決まっている

まずはじめに挙げられるデメリットは、消灯時間が決められていることです。
ドミトリータイプの居室では、複数人が一緒に生活します。
一緒に生活する上でのルールもありますし、ルール化されていない場合でも配慮を持って生活することが必要です。
特に夜間の部屋の明かりや物音はトラブルの原因になりやすく、物件によっては消灯時間が定められています。
設定されている時間によっては、自分の生活時間帯と合わず、ストレスに感じてしまう人もいるでしょう。
また、消灯時間以外にもルームフレグランスの匂いや通話の声などもトラブルの元になります。
共同生活であるという自覚をもち、気を付けましょう。

貴重品の管理が不安

次に挙げられるのは、貴重品の管理が不安なことです。
最近のシェアハウスでは、貴重品を管理するための鍵付き金庫が一人ずつ割り振られているところが多くなっており、貴重品はそこで管理すれば問題ないはずです。
とはいえ、プライベート空間であるベッドの上はカーテンで仕切られているだけで、完全な自分だけの空間がないのがドミトリータイプの弱点です。
そのため、貴重品の管理を不安がる人は少なからずいらっしゃるようです。

シェアの相手を選べない

最後に、居室をシェアする相手が選べないことをデメリットと受け取る人も多いです。
「こういう人でないと嫌だ」というこだわりが多くある人には、ドミトリータイプはおすすめできません。

ドミトリーに向いている人

ここまで、ドミトリータイプのメリット・デメリットを見てきました。
では、ドミトリータイプのシェアハウスでの生活はどのような人に向いているのでしょうか。

人と交流するのが好きな人

まずは、人と交流するのが好きな人です。
ドミトリータイプでは、同室の人との最低限の交流は避けられません。
それを楽しめる人にこそ、ドミトリータイプはおすすめです。

細かいことを気にしない人

次に、細かいことを気にしない人です。
居室内の共有スペースに誰かの私物が置いてあった、消灯時間を過ぎてから帰ってきた人がいて物音がしてしまったなど、ちょっとしたトラブルやアクシデントはつきものです。
それらを流せるような、細かいことを気にしない人の方が、ドミトリーでは生活しやすいでしょう。

お金を節約したい人

最後に、お金を節約したい人です。
ドミトリータイプはシェアハウスの中でも圧倒的に家賃が安くおさえられます。
さらに共有スペースのキッチンで自炊すれば食費の節約も可能なうえに、洗濯も入浴もシェアハウス内でできます。
住居にはなるべくお金をかけず、他のことにお金をかけたいという人に、ドミトリータイプはおすすめです。

実際に暮らした人の感想

実際にドミトリータイプのシェアハウスで生活したことのある人の感想を聞いてみると、「程良い距離感があり、心地いい」「みんなで住みやすい家を作っていくイメージ」「大きな影響を受ける出会いがあった」など、好意的なものが多いです。
皆、配慮し合いながら生活しているところがほとんどのようです。

ドミトリータイプのシェアハウスで楽しく新生活を始めよう

ドミトリータイプのシェアハウスとはどのようなものか、メリットデメリットは何か、どんな人が向いているか、お分かりいただけたでしょうか。
初めてのひとり暮らしはイメージ通りに行かないことも多いです。
まずはドミトリータイプのシェアハウスで小さくひとり暮らしを始めてみるのもひとつの手です。 株式会社クロスハウスでは、首都圏を中心にシェアハウスを多数展開しております。
シェアハウスにご興味を持たれた方はぜひお気軽にお問い合わせください。