シェアハウスのシャワールームとは？
シェアハウスのシャワールームは住人全員が利用する共用スペースです。ここでは利用する際のルールや、プライバシーについて説明していきます。
シェアハウスでのシャワールーム利用の基本的なルール
シェアハウスによってルールの違いはありますが、共通しているのは他の住人と共有することです。私物は置いたままにしない、使用後は次の人のために清掃するなど、住人同士のマナーが必要になります。
混雑を避けるために1回の使用時間が決められていたり、予約制のところも。ルールにはなくても、混雑する時間帯の譲り合いや、騒音になりやすい深夜帯の使用をなるべく控えることでトラブルを回避しましょう。
プライバシーと共有のバランス
シャワールームの多くはプライバシーを守るため、鍵付きの脱衣所とセットになっています。予約表や使用中の札などで、他の住人が利用しているか確認しましょう。
プライベートな空間であるため、配慮に欠けたトラブルが発生しやすい場所でもあります。シャンプーやなどの私物を置いたままにすると、共用物と勘違いされて使用されることも。騒音問題を避けるため、深夜の使用が禁止されている物件もあります。
利用可能時間はライフスタイルに合っているか確認し、お互いが気持ちよく使えるよう気配りを持って使用しましょう。
シェアハウスのシャワールーム選びで確認すべき点
シャワールームは住人全員が毎日使用するものです。ここでは入居者に対しての設置数や、確認するべきポイントについて説明していきます。
シャワールームの数と入居者数のバランス
一般的なマンションタイプのシェアハウスでは、1件あたり1〜2部屋ほど用意されていることが多くあります。
住宅セーフティー法の登録基準では「入居者の定員の1/5に相当する人数が一度に利用するのに必要な便所、洗面設備及び浴室又はシャワー室を設けること」と定められています。
少ないと感じる方もいるかもしれませんが、浴槽がないため1回の使用時間は短く、回転率でカバーできます。
【出典】国土交通省 シェアハウスガイドブック
https://www.mlit.go.jp/common/001207549.pdf
設備の確認
シャワールームは共同生活の中で毎日使うものです。快適に使用するためにも、次の点をチェックしましょう。- 脱衣所に鍵はついているか
- 清掃はきちんとされているか
- 詰まりやにおいがなく排水はスムーズか
- 防音性は十分か
- 換気はできているか
- 十分な水圧、給湯機能はあるか
- 外部への水漏れはないか
シャワーヘッドの目詰まりや、カビ、水アカなどの確認もきちんと清掃されているかどうかの目安になります。男女共用が気になる方は、別になっている物件を選びましょう。
清掃頻度と管理体制
シャワールームの清掃はどれくらいの頻度で行われているのでしょうか？
次の人が快適に使用できるように、使用後に簡易的な清掃を行うのが一般的です。使った人が私物の後片付けや、排水溝の掃除をします。
定期的な清掃の回数はシェアハウスによってさまざまですが、業者や管理会社が行う場合と、居住者の当番制の場合があります（週1〜2回など）。
騒音の問題から、利用時間が定められている物件が多くあります。予約表やSNSなどで順番が管理され、混雑を回避する工夫がされています。
シャワールームに関するトラブルと解決策
さまざまな考えの人が複数で利用する共用スペースは、トラブルが発生することもあります。ここではならではのルールや、プライバシーの確保、解決の方法について説明していきます。
混雑時の利用ルールと工夫
朝や夜の混雑時は、住人同士が気持ちよく利用できるように、ルールや工夫が重要です。朝の6〜８時、夜の21〜２３時は特に混み合う可能性があります。使用時間の制限や、予約制を取り入れて使用時間が重ならないようにしましょう。
混雑を避けるためにシェアハウス以外の施設の利用も。銭湯やスポーツジムのシャワー室を利用することで待ち時間を減らせます。
共有スペースならではの清掃やマナーに関する注意点
居住者全員が毎日使用するため、清掃やマナーにおいて注意点がいくつかあります。下記はその一例です。
- 混雑時は長時間の使用は避ける
- 私物を放置しない
- カビの発生を抑えるためにもきちんと冷水で流す
- 清掃のルールを決めておく
- 騒音になる時間帯は避ける
共有スペースでのトラブルが起きないように、住人同士の定期的な話し合いも重要です。解決が難しい場合は、管理会社に相談しましょう。
プライバシーの確保方法と安心感
シャワールームを利用する際のプライバシーは、以下の方法で確保できます。他の住人の利用中に誤って入ってしまうなどのトラブルを回避しましょう。
- ドアの外側に「使用中」「あき」のサインの設置
- 鍵がかけられる個室タイプの利用
- 窓がある場合は目隠しを取り付ける
- ドアの隙間を埋めるなどの防音対策
住人同士がお互いのマナーを尊重し合うことで、利用の際の安心感に繋がります。決められたルールを守り、全員が安心して利用できる環境づくりが重要です。
まとめ：ポイントを押さえたシャワールーム選びで快適な生活を！
毎日利用するシャワールームだからこそ、事前にいくつかのポイントを押さえて入居を決めましょう。内見時に直接利用者の声を聞くことも重要です。この記事がシャワールーム選びの参考になれば幸いです。
