シェアハウスとは?
シェアハウスは、ひとつの住宅を複数人で共有して暮らすスタイルの賃貸物件です。共有スペースとして、キッチン、バス・トイレ、リビング等を住居人が共同で使用し、プライバシーを確保できるように個室が利用できるのが一般的なタイプのシェアハウスです。
シェアハウスは、普通の賃貸物件を借りるよりも初期費用や毎月の費用負担が抑えられることがメリットのひとつです。また、ひとり暮らしが初めての人は、最初はシェアハウスを利用した方が、新しい環境に慣れるまで安心して生活できる良さもあります。
シェアハウスを選ぶ際は、物件のコンセプトに合わせて決めることもできます。例えばリビングで交流ができる交流型、コスパ重視のタイプ、同じ目的や趣味を持つ人が集まるタイプ、ペット可の物件、シニア向けなど、さまざまです。
また、さまざまな国籍の外国人が入居できる国際交流型のシェアハウスがあります。もちろん日本人も入居できます。海外志向で国際感覚や英語を身に付けたい方に人気があります。
外国人と一緒に暮らすシェアハウスのメリット
国際交流型のシェアハウスは、日常生活の中で英語を使うチャンスが増えるので、英語力を付けたい方におすすめのタイプです。 では、具体的にどんなメリットがあるのか?英語が目的という視点で解説します。海外へ行かずに気軽に英語を学べる
英語を早く身に付けるには、英語の環境をできるだけ作ることが必要です。英語の学校やオンライン英会話などで学ぶ以外に、外国人と交流する場へ積極的に参加したり、外国人と会話する機会を増やすと英語力は上達します。できれば、海外へひとりで行って、英語を使った生活ができれば、さらに実用的な英語力が身に付きます。
しかし、海外へ行くには、費用と時間が必要になるため、なかなか自由に計画できないこともあるでしょう。そこで、国際交流型のシェアハウスであれば、海外へ行かなくても気軽に英語を学ぶことができます。
外国人と実際に話すことで英語の練習になる
外国人と英会話の機会が増えると、ヒアリングとスピーキングが上達します。今まで学校教育で習ってきた英語を活かして、次は使える英語を身に付けることができます。英語を上達させる方法は、インプットとアウトプットが大事です。学校の授業でインプットした英語をシェアハウスで外国人と会話することで、アウトプット主体の英語の練習ができるようになります。
英文法や英単語をインプットばかりしているとモチベーションが下がりやすくなりますが、国際交流型のシェアハウスを利用すれば、覚えた英語を実際に使って練習できるので、挫折しないで楽しんで英語を学ぶことができます。
英語を習得したい住人と交流ができる
国際交流型のシェアハウスを選んで入居する人は、同じ目的を持っている場合が多くなります。英語力を上達させたい人はもちろん、他にも、海外生活が長い人や海外旅行好きの人、外国人のパートナーがいる人など、海外との繋がりがあるタイプの人が集まっています。英語力を高めたい場合は、語学学習の他に、海外の文化や習慣、外国人の価値観が理解できると、さらに英語力の吸収も早まります。
海外に興味をもってシェアハウスで生活することで、英語を目的とした人との交流や海外志向の人とのコミュニケーションの輪が広がります。これから海外旅行や留学をしたい方は、いろいろな国の情報を得られるチャンスもあります。
英語上達に必要なシェアハウス選びのポイント
自主学習の時間も必要
国際交流型のシェアハウスは、確かに英語の環境はありますが、この環境を活かすことができるのは、入居者本人次第で異なります。シェアハウスに入居している外国人は、英語講師ではないので、こちらの都合に合わせて英語を教えてくれるわけではありません。
国際交流型のシェアハウスを有効利用するには、共有スペースでは積極的に英語でコミュニケーションできるようにして、その他の時間は、英語をインプットできる自主学習の時間に充てると良いでしょう。
学習環境が一定ではない
シェアハウスは、今人気の物件スタイルであるため、入居者の出入りも流動的になっています。外国人の場合は、日本国内に定住している人以外は、海外旅行の短期滞在場所としてシェアハウスを利用している方もいらっしゃいます。したがって、仲良くなった外国人や、英語の会話がしやすい相手が引っ越しして、英語の学習環境が変動しやすいこともあります。
異文化を理解する
さまざまな国籍の仲間と交流できるので、多様な価値観や異文化に触れることができます。日本の中では、日本人を意識することは少ないですが、国際交流型のシェアハウスでは、自分が日本人であることを実感できる場面が増えてきます。
今までの自分の価値観を見直す機会になったり、新しい視点を得ることができるなど、海外旅行に似た感覚で自分を成長させることができます。
一方、価値観の違いからトラブルになるケースもあり、コミュニケーションの取り方はお互いに歩み寄って対応する必要があります。
英会話の上達を促す体制が整っているか
国際交流型のシェアハウスには、運営側がイベントや交流の機会を設けている所もあります。いつもの生活環境から離れてパーティ感覚のイベントに参加することで、英会話の上達も期待できます。ひとつに国際交流型のシェアハウスと言っても、形態はさまざまなので、一度内見してから検討すると良いでしょう。
国際交流できる機会はあるのか
外国人が入居しているシェアハウスであれば、自分から声をかけたり交流を促せば、いつでも英語でコミュニケーションすることができます。ただし、物件情報には、外国人入居者可と掲載されていても実際は一人も外国人は住んでいないというケースもあります。国際交流や英語を目的とする場合は、一度、内見するか、管理会社に国籍比率などを確認してから決めることをおすすめします。
シェアハウス関連の基礎英語
ここでは、シェアハウスに関係する基礎的な英語を紹介します。- shared house:シェアハウス
- roommate/roomie/flatmate:同居人
- house rent/rent:家賃
- deposit:敷金
- bond:保証金
- Budget:予算
- bill:電気、ガス、水道の料金
- furnished:家具付き
- unfurnished:家具なし
- Amenity:部屋の快適環境
- notice:通知
- refundable:返金可
役立つ応用フレーズ集
英語で賃貸物件を探す際に役立つ英語フレーズを紹介します。I was wondering if I could come for inspection of the room for rent in the advertisement. 広告にある貸し部屋を下見させていただけますか
What’s included in the rent? 家賃には何が含まれていますか
Would you pay me back the deposit when I will move out? 退去するときに保証金は返却されますか?
How many people are in this house? この家には何人住んでいますか?
シェアハウスで英語力を高めましょう
シェアハウスにはさまざまなコンセプトの物件があり、外国人の入居者が多いシェアハウスでは、英語力を上達させるチャンスがあります。海外留学の計画や英会話スクール選びを検討中の方は、一度、国際交流型シェアハウスの利用をおすすめします。