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  • 家具家電付きアパートメントについて

シェアハウス・ユースホステル・家具家電付きアパートメントの違いは?特徴や相場を比較

最終更新日:2024.08.21

近年、住む場所の多様化が広がっています。シェアハウス・ユースホステル・家具家電付きアパートメントなど、それぞれ特色は異なりますが、利便性に優れた住まいばかりです。そこで本記事では、シェアハウス・ユースホステル・家具家電付きアパートメントのそれぞれの施設で暮らすメリット・デメリットと、費用相場を解説します。お得に暮らせる施設をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

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お得に暮らせる施設3つ

単身赴任や上京、新鮮さを求めて引越しなど、さまざまな理由で住まいを変える人も少なくありません。多くの場合、賃貸物件で一人暮らしを考えるでしょう。

しかし、家賃が高くて立地の悪い物件や清潔さに欠ける物件を選ぶことになることも少なくありません。そんなときに検討したいのが、下記3つの施設です。

  • シェアハウス
  • ユースホステル
  • アパートメント
シェアハウスは最近主流化しつつある暮らし方で、宿泊ではなく短〜長期間住める住居型の物件です。

ユースホステルは宿泊型ですが、長期滞在もできる施設です。ユースホステル会員になると、会員価格になったり特別なツアーに参加できたりと特典があります。

アパートメントも同じく住居型ですが、共有スペースはないため一人暮しを考えている人におすすめな物件です。

シェアハウス

シェアハウスは、一つの住居の中で他の入居者と共同生活を送る暮らし方です。個室以外のリビング、キッチン、お風呂、トイレなどの共用部は入居者でシェアします。

シェアハウスと一口にいっても、建物やお部屋のタイプはさまざまです。一軒家のみならず、マンションやアパートにもシェアハウス対象の物件はあります。シェアハウス用に新築した建物もあれば、リノベーションしてシェアハウス向きにした物件も多く存在します。

基本的に家具家電は備え付けられているため、身軽に入居できるのが魅力です。 また、お部屋のタイプも大きく3つに分けられています。家賃や生活スタイルなど総合的に見て、お部屋タイプを選びましょう。

  • 個室:一人空間を持てる
  • ドミトリー:2段ベットを共有する
  • セミプライベート:ドミトリーよりもプライバシーを重視できる
シェアハウスの家賃相場は50,000円程度と賃貸マンションよりも安い傾向にあります。

地域やお部屋のタイプによっては30,000〜40,000円まで下げられ、固定費を抑えて暮らせるのが大きなメリットです。

シェアハウスの場合は共益費も追加で支払うため、家賃+15,000円程度かかることを覚えておきましょう。

ユースホステル

ユースホステルは、青年向けに安価かつ手軽に宿泊できるようにという趣旨から、簡易宿泊施設として誕生したのが始まりです。今では青年だけではなく、老若男女問わず宿泊できます。

基本的に4〜8人の男女別相部屋になっており、あまりプライバシーは期待できないものの、費用相場は1泊3,000〜4,000円程度と、お財布に優しい料金設定になっているのが魅力です。

また、ユースホステルには独自のプログラムやツアーも用意されています。宿泊施設によって異なりますが、夏はサイクリングツアー、冬は雪遊びの体験プログラムなどアクティビティな内容が盛りだくさんです。

一方で、ユースホステルとよく似ている施設が「ゲストハウス」です。基本的な概念は似ている部分もありますが、大きな違いは規模の広さです。

ユースホステルは多くの宿泊者を迎え入れられますが、ゲストハウスはオーナーや家族が運営しているため組数を限定しています。その分地域の文化や宿泊者と深く関われるのがメリットです。また、プライベート空間と相部屋の両方を提供しているのもゲストハウスならではのスタイルです。

アパートメント

アパートメントは、日本で普及している小規模な共同住宅(アパート)のことです。

大規模な共同住宅はマンションと呼ばれており、建物内部を区切って独立した個々のお部屋を提供します。シェアハウスやユースホステルのような設備を共有することはなく、各部屋にリビングやキッチン、お風呂、トイレなどが備え付けられています。

私物をどこに置いても勝手に使われたり盗まれたりするリスクがないので、安心して一人暮らしができるスタイルです。

最近では家具家電付きのアパートメントを運用する会社も増えてきました。水まわり設備に限らず、電子レンジや冷蔵庫、ベッドなどもお部屋内に完備されています。これなら身軽に引越しや住み替えができるので、気軽に快適な生活を始められます。

では、アパートメントをはじめ賃貸物件の家賃相場は一部屋あたりいくらなのでしょうか? 全国賃貸管理ビジネス協会の2024年3月の全国家賃動向のデータによると、全国平均家賃は50,100円程度です。東京都は70,490円に対し、山梨県は41,203円と30,000円程度の差がありました。

参照:全国賃貸管理ビジネス教会「2024年3月の全国家賃動向」)

シェアハウス・ユースホステル・アパートメントのメリットデメリット

シェアハウス・ユースホステル・アパートメントそれぞれの施設で暮らすメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。具体的な内容を下記にまとめました。

シェアハウス
ユースホステル
アパートメント
メリット

・住居費用を抑えられる

家具家電付き

交流を楽しめる

価格が安い

他の宿泊者と交流できる

独自のツアーがある

一人暮らしができる

立地がよい

マンションより家賃が安い

デメリット

・生活リズムが合わないことがある

プライバシーを確保しにくい

生活音が気になる

・アメニティが揃っていない

プライバシーを確保できない

・トラブルに遭うリスクがある

・防音性が低い

・セキュリティが最新ではない可能性がある

どの施設も賃貸マンションで一人暮らしするよりも、家賃を抑えられることがわかりました。

シェアハウスとユースホステルには基本的に共有スペースに家具家電が備え付けられているので、個人でわざわざ持っていく必要はありません。その分購入費用や引越し費用が浮くので、気軽に入居を決められるでしょう。短期間の入居も可能で、賃貸マンションのような「2年住まないと解約金が発生する」という心配もありません。

一方アパートメントは、リーズナブルに一人暮らしできるのが最大の魅力です。運営会社や管理会社によっては家具家電付きの物件も用意しているため、初期費用を抑えて入居できる場合があります。

【シーン別】おすすめの施設紹介

ここでは、イメージしている暮らし方にフィットする施設を紹介します。目的を明確にしたうえで物件を選ばないと、住み始めてから後悔してしまうかもしれません。どのような暮らし方をイメージしているのか、ここで改めて確認してみてください。

交流を深めながら暮らしたい方は「シェアハウス」

仕事だけではなくプライベートでも交流の場を広げて人間関係を深めたい方は、シェアハウスがおすすめです。共有スペースで入居者同士が接する機会が多いので、自然と仲間ができます。

さまざまな地域から集まるシェアハウスであれば、お互いの地元の話をしたり趣味の話をしたりと、話したいことが山積みになるはずです。わざわざ待ち合わせをしなくても誰かと同じ時間を共有できるので、外で会うよりも距離が縮まりやすいでしょう。

なお、シェアハウスに入居する人の価値観はバラバラなので、さまざまな人生観に触れられるチャンスでもあります。交流を深めていくことで自分の視野も広がり、多方面に興味が沸くかもしれません。入居者全員の都合が合えば、リビングで立食パーティーをしたりゲーム大会をしたりすれば、より楽しい交流になるでしょう。

短期滞在で交流を重視したい方は「ユースホステル」

予算を抑えつつ短期滞在で交流を重視したい方は、「ユースホステル」がおすすめです。

ホテルと比べると宿泊料金が安く、会員登録をすると会員価格で滞在できます。ユースホステルに宿泊する人のほとんどが、旅行が好きだったり地域の文化が好きだったりするので、住み慣れた土地や交友関係では味わえないような時間を過ごせるはずです。

基本的に部屋は相部屋で、2段ベッドの1段を自分用のスペースとして使います。プライバシーはあまりありませんが、就寝間際まで宿泊者と交流できるのが魅力です。少し割高にはなりますが、個室を設けているユースホステルもあるので、カップルやファミリーで宿泊するさいは、個室の有無をチェックしておくと安心です。

一人暮らしをしたい方は「家具家電付きアパートメント」

「自立したいしプライバシーを確保したいけれど、家賃が高くて一人暮らしできない」という人には、家具家電付きアパートメント物件を検討しましょう。

一人暮らしを始めるとなると、どうしても家具家電を揃えるところでつまづきます。思っている以上に出費がかさむため、かなり貯金をしてからでないと踏み出せません。 しかし、家具家電付きアパートメントならすでに生活に必要な家具や家電が備え付けてあるので、身軽に入居できます。

家具家電付きといえばマンスリーマンションを思い浮かべる人もいるでしょう。一般的な賃貸物件よりも家賃が2割程度高いといわれているので、コスパ重視の方にはあまりおすすめではありません。

シェアハウス・ユースホステル・家具家電付きアパートメントを選ぶときのポイント

シェアハウス・ユースホステル・家具家電付きアパートメントどの施設を選ぶにしても、入居後に後悔しないように事前準備が重要です。ここでは、施設選びのポイントを紹介します。

女性専用スペースの有無

女性の方でシェアハウスやユースホステルで暮らしたいと考えている場合は、女性専用スペースの有無を確認しましょう。利用者の男女比は一定ではなく、その時々で変わるため、男性が多く暮らすシェアハウスに女性が数人暮らすことも少なくありません。

男性と一緒に暮らすことに抵抗がある場合は、女性専用のシェアハウスや女性専用スペースを設けているユースホステルがよいでしょう。

共用スペースの設備

シェアハウスとユースホステルには、基本的に入居者全員が使用できる共有スペースがあります。

キッチン、お風呂、トイレなど生活の一部となる水まわり設備は特に要チェックです。キッチンやリビングには家具家電・調理器具が備え付けられていることが多いですが、施設によって充実性は異なります。また、古い家電を置いているケースもあるため、人によっては使いにくさがあるかもしれません。

清潔感

共有スペースや個室の清潔感も重要なチェックポイントです。

多くの場合、インターネットに掲載されている写真を見て、入居候補に挙げていくかと思います。そこでおすすめしたいのが、内見することです。運営会社によっては写真と実際の内観が異なることも少なくありません。

口コミで「想像と違った」「写真と違う」という内容を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。これから住む場所を決める際は、実際に清潔感の良し悪しを確認してからにしましょう。

アクセスのしやすさ

シェアハウス・ユースホステル・家具家電付きアパートメント選びでは、アクセスのしやすさもチェックポイントです。

在宅のフリーランスであればそこまで立地にこだわらなくても問題ないかもしれません。しかし、ほとんど毎日出勤する人は。駅までの距離や会社までの通勤時間を気にしないと、アクセスのしにくさから住みづらいと感じてしまいかねません。

また、地図アプリで見る所要時間と実際歩いてかかる時間は異なります。坂道の有無や天候、歩く人のスピードによって所要時間は変動するので、実際に自分の目で見て、歩くのがおすすめです。

ルールを確認する

多くのシェアハウス・ユースホステルでは、入居者同士が揉めないようにルールを設けています。

ルールの内容を確認するとともに、住人がしっかり守っているのかチェックしましょう。価値観が異なる人同士が暮らすため、ルールがなければ生活は成り立ちません。一人が自由に振る舞っていれば、他の誰かがストレスを抱えます。

ルールを守れていない空間では、清潔さが欠けたり住人同士で喧嘩したりと何かと大変な事態を招く可能性があります。住人がルールを守っているかの判断は、入居していない側からすると確認のしようがないと思われがちですが、見学時に運営会社や大家さんに聞くと教えてくれるので安心です。

お得に暮らすならシェアハウス・ユースホステル・家具家電付きアパートメントがおすすめ

通常の賃貸物件で暮らすよりも、シェアハウス・ユースホステル・家具家電付きアパートメントの方がお得です。シェアハウスやユースホステルには共有スペースがあるので、他の入居者と交流を楽しんだり一緒に料理をしたりできます。

1人暮らし重視の場合は、お部屋内に水まわり設備が完備されている家具家電付きアパートメントがおすすめです。

クロスハウスには、一人暮らしにぴったりな家具家電付きアパートメントがあります。初期費用と家賃も通常の賃貸相場よりも安く設定しているため、費用を抑えて引越ししたい方におすすめです。

クロスハウスの家具家電付きアパートメントでは、初期費用を一律50,000円のみと決めているため、別途かかる心配がありません。シェアハウスの場合は初期費用を一律30,000円と定めています。当サイトで気になる物件を見つけた際は、お気軽にお問い合わせください。