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シェアハウスは早期解約できるの?注意点と手順を紹介

最終更新日:2023.12.17

目次

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シェアハウスに住み始めたばかりなのに「急に転勤が決まった」「実家に戻らないといけない」など、早期解約せざるを得ない状況になってしまった方もいらっしゃるでしょう。
契約満了日を迎える前に退去するには、いくつか確認しておきたい注意事項があります。

そこで本記事では、シェアハウスを早期解約する際の注意点や、退去の流れなどを紹介します。
スムーズに解約手続きを済ませて退去したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

シェアハウスは早期解約できるのか



シェアハウスを借りる際は「定期借家契約」を結ぶため、基本的に早期解約はできません。

定期借家契約とは、契約期間が決められている借家契約のことで、最低入居期間が設けられています。
期間は運営会社によって異なりますが、シェアハウスの場合は1~3か月程度です。

最低入居期間内に解約するには、契約書に書かれている解約に関する特記事項の条件を満たす必要があります。
特記事項の条件には、「退去日の数か月前に連絡を入れる」「契約満了日までの家賃を支払う」などが挙げられます。

退去日の連絡が遅れると違約金が発生する懸念もあるので、退去日が決まったら、まずは運営会社へ事情を説明し、指示を仰ぎましょう。

シェアハウスを早期解約するときの注意点



シェアハウスを早期解約する際は、以下の4つの注意点を押さえておくと、トラブルを回避できます。

注意点①退去日は早めに伝える



シェアハウスの契約書をよく読み、退去日の何日前までに運営会社へ連絡しなければならないのかを確認しましょう。

たとえば契約書に「退去日の1か月前にはご連絡ください」と記載されているとします。
もし6月30日に退去したいのであれば、遅くとも5月末までには連絡を入れなければなりません。
退去日の直前になって伝えると、違約金が発生するケースもあります。

退去日の連絡は、口頭や電話ではなく、書面やメールなどで記録として残すと安心です。
念のため解約したい理由も添えておくと、円満に退去できます。

注意点②私物を残さない



個室・玄関などに置いてある私物や、冷蔵庫の中の食材は置きっぱなしにせず、すべて引き上げます。
家具や自転車といった粗大ごみがある場合は、早めに処分しておきましょう。

なお、退去時に私物が残っていると、追加費用を請求される可能性があります。

注意点③入居時に支給されたものが手元にあるか確認する



鍵やカードキーなどをなくすと、費用を請求されます。
そのほかにもシェアハウスから支給されて、退去時に返却が必要なものが手元にあれば、返却できるように用意しておきましょう。

注意点④退去時は部屋の写真を撮っておく



退去時に立ち会いがない場合は、退去する直前の個室の写真を撮影し、運営会社に送ります。
私物をすべて撤去したか、傷・汚れがないかなどを証明するためです。

部屋全体の写真や、傷・汚れをアップで撮った写真など、何枚か撮影しておくと安心です。

退去後に部屋の破損が判明した場合は、追加費用を請求されるケースもあります。
もし入居時から破損していた箇所があれば、そこも写真に撮っておいて申告しましょう。

シェアハウスを解約して退去するまでの流れ



ここからは、シェアハウスを解約して退去する際の流れを紹介します。
基本的な退去の流れは、以下のとおりです。

シェアハウスの退去の手順

  1. 退去日を連絡する

  2. 引っ越しの準備を進める

  3. 立ち合いを済ませる

  4. デポジットの有無を確認する



以下の手順を把握しておけば、スムーズに退去できるでしょう。

手順①【退去前】退去日を連絡する



退去日が決まったら、運営会社や大家さんに書面かメールで連絡を入れます。
その後は、運営会社からの指示に従って手続きを進めていきます。

日割り家賃や違約金があれば、早めに支払いを済ませましょう。

手順②【退去前】引っ越しの準備を進める



退去が確定したら、荷造りを開始します。
シェアハウスに私物を残さないように、計画的に行いましょう。
同時に、荷物を運び出すためのトラックやレンタカーの手配も進めておきます。

粗大ごみがある場合は、地域の粗大ごみセンターへ連絡して引き取ってもらいます。
手配に1~2週間ほどかかることもあるので、こちらも早めに済ませておきたいところです。

なお、住所変更の手続きを忘れると、退去後のシェアハウスに郵便物や配達物が届いてしまうので、新しい住所に変更しておきましょう。

手順③【退去日】立ち合いを済ませる



退去日の決められた時刻までに、すべての私物を運び出しておきます。
その後、運営会社のスタッフの立ち会いのもと、以下の確認を行います。

退去当日の立ち会いで確認されること

  • 部屋に私物を残していないか

  • 破損している箇所がないか

  • ひどい汚れがないか



あらかじめ自分でも確認しておいて、該当するものがあれば自己申告するとスムーズです。

なお、スタッフの立ち会いがない場合もありますが、そのときは自分で部屋の写真を撮って送ります。

最後に鍵を返却すれば、退去当日の手続きは完了です。
立ち会いがないケースでは、鍵を置いた場所の写真も撮っておきましょう。

手順④【退去後】デポジットの有無を確認する



故意に破損させてしまった箇所があれば、退去後に追加費用を支払います。

また、シェアハウスには入居時の敷金・礼金がない代わりに、デポジットがあります。
デポジットとは、シェアハウスの個室や設備を壊したり汚したりした際に、修繕費やクリーニング代として使われるお金を指し、相場はおよそ3万~5万円です。

デポジットには必ず返金しなければならないという決まりがないため、シェアハウスの運営会社によっては、入居者への返金がないこともあります。
入居した際にデポジットを預けたにもかかわらず、退去後に返金されなかった場合は、一度確認してみましょう。

また、退去後に忘れ物に気がついた際は、事前に運営会社に連絡を入れなければなりません。
勝手にシェアハウスに入ろうとすると、不法侵入になる可能性もあるので注意が必要です。

シェアハウスを早期解約する理由は正直に話してもいいの?



シェアハウスを早期解約する理由は、どのような内容であってもそのまま伝えて問題ありません。
転勤や転職で勤務地が変わった、パートナーと一緒に住むことになったなど、やむを得ない理由であれば、むしろ伝えたほうが円満に退去できるでしょう。

また、住みたいシェアハウスのイメージと違った、シェアハウスの入居者と合わなかったなど、ネガティブな理由であっても、運営会社へ伝えることで解決する可能性もあります。

運営会社や大家さんの理解を得るためにも、特に早期解約の際は事情を説明することをおすすめします。

シェアハウスを早期解約する際は、注意点を押さえて円満に退去しよう



本記事では、シェアハウスを早期解約する際の注意点と手順を紹介しました。

シェアハウスに入居する際に定期借家契約を結ぶことになるため、早期解約は基本的には難しくなりますが、契約書の条件を満たせば不可能ではありません。
契約書に従い、解約する際は早めに連絡を入れる、私物はすべて引き取る、破損させた箇所は自己申告するなどの注意点を守れば、円満に解約・退去できます。

なお、クロスハウスであれば「ルームメイトと合わない」「勤務地が変わってしまった」といった理由で引っ越したい場合でも、物件の移動を無料でご案内しております。
シェアハウスをお探しの方は、まずはお気軽にご相談ください。