シェアハウスのデメリット
シェアハウス生活でのデメリットについて説明します。
プライバシーの欠如
シェアハウスには基本的に個室が用意されていますが、リビングやキッチンなどが共有のため、プライバシーの確保が一人暮らしに比べて難しくなります。
人とあまり関わりたくない、コミュニケーションを取るのが苦手な人にとっては、ストレスを感じる環境です。
また、個室の多くは壁が薄く、話し声や生活音が漏れやすくなります。
夜勤や学生など生活リズムが異なる人が住んでいるシェアハウスでは、これらの音が耳障りとなりストレスとなるでしょう。
プライバシーを重視する人にとっては、シェアハウスは向いていないといえます。
トラブルのリスク
生活時間や価値観が異なる人同士で暮らすシェアハウスでは、摩擦が起こることもあります。
ルールを守らない、共用スペースをきれいに使わないなど、原因はさまざまです。
ルールを厳格に守りたい人、潔癖な人にとって、シェアハウスでの暮らしはストレスに感じてしまうかもしれません。
生活スタイルの制約
シェアハウスごとにルールがあります。
友人の訪問の可否や、洗濯機使用可能時間など、お互いが心地よく住むためには必要なルールですが、それによって多少の制約を受けます。
何ものにも縛られずに生活をしたいと考えている人にとっては、シェアハウスでの生活は苦しく感じるでしょう。
シェアハウス選びで注意すべきポイント
一口にシェアハウスといっても、環境はそれぞれ違います。
自分に合うシェアハウスを選ぶためのポイントをお伝えします。
運営管理の状態を確認する
シェアハウス選びでは、運営管理会社も重要なポイントになります。トラブルの対処や、共用スペースの清掃、共用備品の管理など行なってくれるからです。
良い運営管理会社を見極めるポイントは、下記の3つです。
- 問い合わせメールの対応の仕方
- 共用スペースの清潔さ、備品補充の様子
- しっかりとした契約書の有無
問い合わせメールに対して返信が遅ければ、トラブルが起きてもすぐに対応してもらえないかもしれません。
共用スペースが乱れていれば、あまり巡回していないと考えられます。
良い運営管理会社を選べば、備品がいつも補充されているなど満足できるシェアハウスライフを送れます。
ご自身の納得がいく運営管理会社の下、シェアハウスを選んでください。
他の住人との相性を考慮する
シェアハウスでは、他の入居者との相性を考慮する必要があります。
面接や内見時のチェックポイントは次の通りです。
- 入居者の雰囲気と年齢層
- 生活のリズム
- コミュニケーションの取りやすさ
- 共用スペースのきれいさ
年齢の近い入居者とは話が合いやすく、打ち解けやすいでしょう。
生活リズムが同じなら、生活音をあまり気にすることなく生活できます。
共用スペースがきれいなのは、多くの入居者がルールを守っているからでしょう。
できれば内見で、他の入居者と会話してみましょう。
どのような人が住んでいるのかがわかり、自分に合うか良い判断材料になります。
契約内容をしっかり確認する
賃貸契約書を確認しましょう。
特に以下の項目はしっかり確認してください。
- 契約期間
- 禁止行為
- 毎月の支払料金
- 共用施設の料金の有無、利用時間
- トラブル対応
- 解約条件
曖昧な契約はトラブルの元です。
不明な点は、質問して明確にしておきます。
シェアハウスに住む前に考えるべきこと
一人暮らしと共同生活の一面を併せ持ったシェアハウスですが、果たして自分にあっているのでしょうか？シェアハウスに住む前に、一度考えてみましょう。
自分に合った生活スタイルを見つける
一人暮らしは完全な自由がある一方、孤独を感じやすく費用がかかります。シェアハウスは、個室はありますが他人と共に生活するため、孤独は感じにくいけれどもルールのある生活です。
どちらの生活をあなたは望みますか？
また生活音が気にならないか、水回りを他人と共有することに抵抗がないかなど、シェアハウスで生活している自分を想像してみましょう。
他の住居形態との比較
多くの賃貸物件は、アパートやマンションなどの形状の建物です。
一人暮らしの場合1Rや1Kの間取りが多く、エリアにもよりますが1Kで大体6〜8万円で暮らせます。
シェアハウスは、少人数向けだと1戸建てをリノベーションしているケースがほとんどです。
大人数向けだと、元々会社寮だった建物をシェアハウスとして活用している所もあり、そのような場合、共用スペースの一部にフィットネスジムを併設していることがあります。
シェアハウスはちょっと向いていないかもしれないけれども、家賃を抑えたい方は賃貸物件を友達と借りてルームシェアする方法もあります。
入居後のフォローやサポートを考える
他の入居者との人間関係、共用スペースでのトラブルは、複数の人が住むシェアハウスでは起こりがちです。
トラブルが起きないように、他の入居者とコミュニケーションを取ることを心がけることは必要です。
また実際にトラブルが起きた場合には、運営管理会社に間に入ってもらう、それでも解決しない問題に関しては、法に強い機関に相談する必要が出てくることも理解しておきましょう。
シェアハウスに対する偏見とその理由
シェアハウスは「プライバシーがない」や「トラブルがある」、あるいは「お金を持っていない人が住む場所」のようにネガティブな印象を持つ人がいるようです。それは、シェアハウスの実態を知らない結果、誤解しているからです。
実際はしっかりとした運営管理会社の下、自分にあったシェアハウスを選べば、プライバシーが守られますし、トラブルがあってもしっかり対処してくれます。
費用が安いからといって不便な住居ではありませんし、ワンルームマンションと変わらない費用の物件もあります。
シェアハウスが気になったら、ぜひ次の移住先の候補に入れてくださいね。
まとめ
シェアハウスは他の居住者と一緒に生活します。そのためプライバシーを重視する人、ルールを厳格に守りたい人、潔癖な人やルールに縛られたくない人には「やめとけ」と思える物件かもしれません。
まずは、自分がシェアハウスに向いているかしっかり分析しましょう。
そのうえで質の良い運営管理会社を選ぶなど、ポイントを押さえて自分にあうシェアハウスを探してください。
自分を知ることで、自分にあう最高のシェアハウスが見つかりますよ！
