シェアハウスの光熱費は平均15,000円
シェアハウスの光熱費(水道代・電気代・ガス代)は、1万5千円と設定している物件が数多くあります。使用量が少なくても多くても基本的には固定費用となり、変動しないのが大きなメリットです。
一人暮らしの場合、電気の使用量が多くなりやすい夏場・冬場は支出が大きくなりますが、一定料金で設定されているシェアハウスであれば、年間を通して費用の変動が少なく、比較的住みやすいといえるでしょう。
なお、シェアハウスの光熱費は「共益費」として支払うことが一般的です。
シェアハウスの共益費とは?
シェアハウスの共益費とは、「建物の管理費用+水道光熱費+日用消耗品代」などを含む費用のことで、毎月家賃とあわせて支払います。一人暮らしの共益費の相場は、家賃の5〜10%ほどで、家賃が60,000円なら3,000円〜6,000円となります。
一人暮らしの共益費は共用階段やエレベーターの清掃が主ですが、シェアハウスは暮らしに欠かせないインターネット代や、共用スペースなどで仕様する日用品代なども含まれています。
共益費としてまとめられているのは、一人ひとりの使用量が細かく把握できないためです。
また、シェアハウスは1部屋単位ではなく、物件単位で光熱費を契約しているため、入居者で割り勘できるように定額を設定しています。
シェアハウスの光熱費の支払い方法3パターン
ほとんどのシェアハウスでは光熱費を共益費に含めていますが、よくある支払い方法は3パターンあります。物件や管理会社によって支払い方法が異なるため、契約前に確認しておくことが大切です。 それぞれの支払い方法について解説します。
支払い方法①:家賃+共益費(光熱費込み)
- メリット:使用量を気にしなくてよい
- デメリット:場合によっては無駄に支払うことになる
光熱費はすでに共益費に含まれているため、余分に費用を用意する必要はありません。
入居時に支出を把握できるのは、家賃+共益費(光熱費込み)ならではの魅力です。
初めてシェアハウスする方は、支払い方法がシンプルなほうがよいでしょう。
デメリットとしては、光熱費の使用量が視覚的にわからないため、どのくらい使っているのか把握できないことです。
自炊頻度が少なかったりお風呂に浸からなかったりする場合は、多く支払っていることになるかもしれません。
しかしシェアハウスは元々の家賃が安いため、それでも一人暮らしよりは月額費用を抑えられるケースの方が多いです。
クロスハウスのシェアハウスはこちらの支払い方法が一般的です。
支払い方法②:家賃+共益費+光熱費(定額)
- メリット:用途の内訳がはっきり示されている
- デメリット:定額が決まるまでは支払額が変動する
家賃+共益費(光熱費込み)と似ていますが、用途の内訳がはっきり示されているパターンともいえます。
また、共益費が安く設定されているのも家賃+共益費+光熱費(定額)の特徴の一つです。
ただし、別々で請求されるため、あまりにも使用量が多いと定額の値上げが起きるかもしれません。自分は節約していても他の入居者が大量に使用すると、全体の光熱費が上がり、定額料金が高めに改定されることも視野に入れておきましょう。
支払い方法③:家賃+共益費+光熱費(入居者で折半)
- メリット:節約すると毎月の光熱費がやすくなる
- デメリット:毎月の支払い料金が変わるため、固定費が変動する
割り勘方法はさまざまで、単純に入居者の人数で割り勘することもあれば、各部屋の電気代を算出してそれぞれの金額を支払っても問題ありません。
注意しなければならないのが、毎月支払額が変動することです。そのためにも、入居者同士で納得のいく支払い方法を決めることが重要です。入居時に話し合っておくと、今後金銭トラブルに発展しないでしょう。
シェアハウスと一人暮らしの光熱費はどのくらい違う?
それぞれの平均光熱費を表にまとめました。
シェアハウス |
※一人暮らし |
水道代・電気代・ガス代:約15,000円 インターネット:無料 |
電気代:約7,150円 ガス代:約3,884円 その他の光熱費:約1,569円 インターネット:約3,000円~5,000円 計:約17,819円~19,819円 |
参照:e-Stat政府統計の総合窓口「家計調査 / 家計収支編 / 単身世帯 / 詳細結果表」
基本的にシェアハウスは決められた料金を支払うため、使用量が増減しても負担額は増えません。
一方で、賃貸物件で一人暮らしをしている人は、使用量に応じて支払額が変わります。冷暖房を使いすぎたり浴槽にお湯を張ることが多かったりする場合は、上記にプラス数千円かかるでしょう。
シェアハウスで光熱費を使いすぎるとどうなる?
シェアハウスの光熱費は定額設定のため、基本的には使い放題です。
しかし、使いすぎると追加料金を支払うことも少なくありません。
光熱費の料金が管理会社の予想を上回る使用量となった場合、運営会社や管理会社の負担が増えてしまい、入居者に支払いを要請する場合があります。
追加料金の支払いの有無については、規約に明記されていることがほとんどです。
定額だからといってたくさん使いすぎず、外出するときにはエアコンを消す、日中は照明を付けない、エアコンの設定温度を見直すなどして、無駄遣いを減らしましょう。
シェアハウスの光熱費は一人暮らしよりもお得!
シェアハウスの平均光熱費は約15,000円です。多くのシェアハウスでは光熱費が定額で設定されているため、固定費が変動しない傾向にあります。
一人暮らしよりも固定費を下げられるかもしれないので、費用を抑えて暮らしたい方にシェアハウスはおすすめです。
しかし、使いすぎると追加料金が請求されることもあるため注意してください。
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