共用キッチンがあるシェアハウスの特徴とメリット
シェアハウスの共用キッチンには、一人暮らしで得られないメリットがある反面、デメリットもあります。ここでは共用キッチンの魅力と、よくある問題点について解説します。
共用キッチンの魅力
共用キッチンの魅力は、おもに下記の3点があります。- 広いキッチンを利用できる
- 費用を抑えられる
- 他の住人と交流できる
多くのシェアハウスの共用キッチンは、単身者用のキッチンと比較してスペースが広々としているので、快適に料理ができます。
また、共用キッチンはスペースが共用なだけではありません。
さまざまな調理器具や調味料も共用のため、個人でそろえる必要がなく、料理のための費用を抑えることが可能です。
共用キッチンを利用すると、自然と他の住人と顔をあわせる機会が増えます。
料理を多く作り過ぎてしまったり、材料が余ったりした場合、おすそ分けができるので、無駄がでません。
他にも住人同士レシピを教えあう、一緒に料理するなど交流の場となる魅力があります。
共用キッチンのデメリットと注意点
共用キッチンのデメリットは、下記の2つです。- 使用時間の調整が必要
- プライバシーや衛生面の配慮が必要
キッチンが共用であるため、自分が使いたい時間にいつでも自由に使えるわけではない点に不便を感じるでしょう。
また、他の居住者に料理している姿を見られたり、衛生基準の異なる複数の居住者がキッチンを共有するので、ゴミ処理の方法など配慮が必要だったりします。
これらの問題は、スケジュール表を使ってキッチンの使用時間を調整する、キッチンの利用方法のルールを決めるなどで対応すれば解決可能でしょう。
居住者同士がよくコミュニケーションをとることでも、トラブルを避けられます。
シェアハウスの共用キッチンでの基本ルール
複数の人が集まるシェアハウスには、トラブルを避けるためにある程度のルールが必要です。ここでは共用キッチンにまつわる基本的なルールをご紹介いたします。
清掃と片付けのルール
几帳面な人、大雑把な人とさまざまな人がいるシェアハウスでは、片づけ方も人によって変わってきます。そこで最低限、次のようなルールを設定しているシェアハウスが多いようです。
- ものを出しっぱなし、使いっぱなしにしない
- 食器は都度洗い、シンクの中にためない
- 作り終わったら、調理器具の中に料理を放置しない
- キッチンの周りをきれいに清掃して完了とする
共有スペースでの食材や調味料の管理
共有スペースにあるものは、共用のものと私物が混同しがちです。ルールを守って「勝手に使われた」などのトラブルを避ける必要があります。
- 共用のものを私物化しない
- 賞味期限切れの食材を放置しない
- 冷蔵庫の中に食材や料理を入れる際には、名前か部屋番号を明記する
- 個人の調味料は名前を書いて専用のボックスに入れるか、個人の部屋で保管する
他の住人との調理時間の配慮
共用キッチンでは、使いたい時間が他の住人とかぶってしまうこともあるでしょう。そのために、次のような配慮が必要です。
- 混み合う時間帯は手早く終えられる料理をする
- 長時間かかる料理をするときには、使用時間を他の住人に知らせておく
他の住人と仲良くなると、時間がかぶった時には一緒に料理ができるようになります。
日々コミュニケーションをとって良好な関係性を築いておくと、生活しやすくなります。
共用キッチンを快適に使うためのコツ
他の住人とキッチンを快適に使うためには、アイテムや時短がポイントになってきます。ここでは便利グッズや、時短のためのアイデアなどをお伝えします。
便利で使いやすいキッチンアイテムの紹介
シェアハウスには、調理器具や食器が用意されているので、自分で持ち込む必要がありません。しかしあると便利なグッズがあるので、ご紹介いたします。
- 調味料
- ジップロック
- タッパー
- ピーラー
- プラスチックかご
備え付けの調味料だけでなく、自分のお気に入りの調味料を使用することで、料理の味付けが広がります。
ジップロックやタッパーがあれば食材や調理後の料理が保存でき、廃棄という無駄がなくなります。
包丁よりも簡単に皮むきができるピーラーを持っていれば、調理の時短につながるでしょう。
個人所有の調味料や、ピーラーなどはプラスチックかごにまとめておけば探す必要がなく、次回すぐに調理を開始できます。
百均などで手軽に入手できるものが多いので、ぜひ活用してみてください。
共用キッチンでの効率的な料理方法
共用で使うキッチンを長時間独占するのは、気が引けてしまう人もいるでしょう。そこで効率的な料理方法をご紹介いたします。
炊飯器は、米を水に浸して炊くので何気に時間がかかります。
そこでご飯を毎回炊くのではなく、何回分かまとめて炊いて、冷凍保存しておくと良いでしょう。
食べる際には電子レンジで解凍すればOKです。
また他の住人と一緒に料理すれば、キッチンの順番待ち問題を回避できます。
鍋やお好み焼き、たこ焼き、餃子は、一人分よりも大勢いるほうが作りやすいのでおすすめのメニューです。
他にもホットプレートを使ったビビンバや焼肉も、大勢で楽しく食べられますよ。
キッチンでの交流を楽しむ方法
「せっかくシェアハウスに住んでいるのだから、他の住人と交流を持ちたい!」と思ったあなたには、共用キッチンが最適な場となるでしょう。共用キッチンでは、他の住人と会う機会が増えます。
そこで積極的に会話やおすそ分けをしてみてください。時にはあなたの地元の郷土料理をふるまってみるのも良いでしょう。
週末に一緒に料理をしたり、一人一品作って飲み会を開催したりすると会話が弾み、関係性が深まり、楽しいシェアハウスライフが送れますよ。
まとめ
共用キッチンは、広々としたスペースで料理ができるメリットがあり、他の住人と交流を持つきっかけを与えてくれる場でもあります。ただし、使用時間が他の人とかぶる、使い方が雑だとトラブルになるなどのデメリットもあるので、他の住人に配慮しながらルールを守って使うことが大切です。
共用キッチンを有効に使えば、料理を楽しむ、節約する、他の住人との交流を楽しむなど、あなたの理想とするシェアハウスライフが過ごせますよ。
ぜひ楽しい生活を送ってくださいね!