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シェアハウスのルールとは?よくある例を紹介

最終更新日:2024.01.05

シェアハウスには、運営会社や入居者によって定められたルールが存在します。 せっかくお気に入りのシェアハウスに入居できたとしても、ルールが合わないとストレスを感じてしまうかもしれません。 そこで本記事では、シェアハウスによくあるルールの例を場所ごとに紹介します。 また、万が一ルールに違反してしまった場合はどうなるのかも解説しますので、シェアハウスへの入居をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

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シェアハウスのルールとは?

シェアハウスのルールとは、運営会社や入居者によって定められた、シェアハウスで暮らすうえでの決まりのことで「ハウスルール」ともよばれています。 たとえば、掃除当番やバスルームの使用時間などがハウスルールにあたります。 シェアハウスでは、さまざまな年齢、職業そして国籍をもつ入居者が同居するため、入居者同士のトラブルを防いで、快適に暮らすためにハウスルールが必要なのです。

シェアハウスの場所ごとの主なルール

ここからは、シェアハウスでよくあるハウスルールの例を場所ごとに紹介しますので、自身が暮らすうえで、不便に思うところがないかどうかをチェックしてみてください。 ただし、以下で紹介するハウスルールはあくまで一例であるため、実際にシェアハウスに入居される際は、その物件のルールを確認しましょう。

玄関

シェアハウスの玄関の使い方に対して定められているハウスルールには、以下のような例があります。

玄関のハウスルールの例

  • ● 靴は玄関に放置せず、靴箱にしまう
  • ● 靴箱に置ける靴は1人5足までにする
  • ● 傘を指定の場所にしまう

玄関をはじめとするシェアハウスの共用スペースでは、基本的に入居者個人の持ち物を好き勝手に置くことはできません。 靴や傘などは収納し、ほかの入居者のものと取り違えたり、玄関が散らかったりしないように気をつける必要があります。

リビング(共用スペース)

リビングには、下記のようなハウスルールが定められています。

リビングのハウスルールの例

  • ● 私物を置かない
  • ● ソファなどで睡眠を取らない
  • ● 23時以降は静かに過ごす
  • ● リビングを離れる際はテレビやエアコンを消す

たとえ仮眠であってもリビングで睡眠を取ることは、ほかの入居者が使えるスペースを減らすことにつながるため、マナー違反にあたります。 また、ハウスルールで決められている時間より早い場合であっても、ほかの入居者の迷惑になる可能性があるため、リビングではあまり騒がないように心がけましょう。

キッチン

キッチンにおけるハウスルールの例は、以下のとおりです。

キッチンのハウスルールの例

  • ● 使用後の食器は放置せず、すぐに片付ける
  • ● 冷蔵庫内の食品には名前を書く
  • ● ほかの入居者が購入した食品を無断で食べない
  • ● 賞味期限切れの食品を放置しない

食品は、ほかの入居者が同じものを購入することがあるため、取り違えないように名前を書いておくというルールが一般的です。 また、キッチンを使いたい時間帯が被っている場合には、譲り合って使用することを心がけましょう。

洗濯機

洗濯を行う時間や洗濯機の使用方法にも、多くの場合、ルールが定められています。

洗濯機のハウスルールの例

  • ● 洗濯が終わったら自分の服をすぐに取り出す
  • ● 夜中は騒音となるため洗濯機は使わない
  • ● 洗剤や柔軟剤がなくなったら然るべき手順で補充する
  • ● 洗濯機の使用時間が被らないよう、あらかじめボードに記入しておく
  • ● 洗濯機のホコリは使用後に各自で掃除する
  • ● 入居者が共有して使っているものの洗濯は交代制で行う
  • ● 共用部分に下着は干さない

洗濯機の使い方や共有のものの洗濯方法は、入居者それぞれの感覚や常識が違うことによってトラブルに繋がる恐れもあります。そのため、以上のようなルールが決められていることが多いです。 洗濯機は共用のものですので、入居者同士が気持ちよく使えるよう、時間や清潔さなどに配慮しましょう。

トイレ・洗面所などの水回り

トイレ・洗面所などの使い方も、トラブルを未然に防ぐためにルールが設けられています。

トイレ、洗面所のハウスルールの例

  • ● トイレットペーパーがなくなったら然るべきルールに則って補充する
  • ● 使用後はトイレを必ず流す
  • ● トイレットペーパーを持ち出さない
  • ● アメニティは自身で用意し使ったら個室に持ち帰る
  • ● 排水溝の髪の毛は自身で処理する
  • ● 共用のもの(ドライヤーなど)を自室に持ち込まない
  • ● 水浸しにしたままにしない
  • ● 使用する際は必ず換気扇をつける
  • ● トイレや洗面所に長居しない

細かくルールが決められている場合もありますが、全て入居者同士が快適に使えるよう定められているものです。基本的には、他の入居者に配慮して使うようにすれば問題ありません。 自分が使用した後は、周りの汚れや排水溝のゴミ、落ちた髪の毛などを必ず綺麗にするよう意識しておくとよいでしょう。

バスルーム

シェアハウスでは、バスルームに以下のようなハウスルールを設けている場合もあります。

バスルームのハウスルールの例

    • ● 1回あたりの使用時間は30分まで
    • ● 混みあっているときは入浴の予約を取る
    • ● 使用するたびに排水溝の髪の毛を掃除する

    シェアハウスでは、複数人がスムーズに入浴するために、使用時間が決められていることが一般的です。 また、ホワイトボードなどに名前を書いて、入浴の予約を取ることもあります。

    ベッドルーム

    シェアハウスでは、個室タイプのベッドルームのほかに、ドミトリーやセミプライベートといった相部屋タイプのベッドルームが存在します。 個室の場合は厳格なルールはありませんが、相部屋には、以下のようなハウスルールが定められていることがあります。

    ベッドルームのハウスルールの例

    • ● ベッドの上や周辺の棚以外の場所に私物を置かない
    • ● 照明やエアコンをつけっぱなしにしない

    相部屋では、お互いのプライベートスペースを確保するために私物を広げすぎないように配慮しましょう。 また、ルールに明記されていなくても、同部屋の入居者が先に寝ているときは照明をつけないといった気づかいも大切です。

    個室

    プライベート空間の個室だからといって、全くルールが設けられていないわけではありません。

    個室のルールの例

    • ● 物音の大きさに配慮する
    • ● 壁や床を叩かない、大きな音を出さない
    • ● 深夜にあたる時間は通話をしない
    • ● 深夜にあたる時間のテレビなどはイヤホンを使用する
    • ● 貴重品は個室で管理する
    • ● ゴミは溜めないよう意識して定期的な清掃を行い、清潔に使う
    • ● 部屋を使っていない時は電気を必ず消す
    • ● 匂いの強いものは持ち込まない

    個室とはいえ、シェアハウスは隣の部屋との距離が近く、音や振動なども伝わりやすいです。定められたルールとマナーを守り、他の入居者へ配慮して生活しましょう。

    人間関係・マナー

    他の人と同じ家に住みシェアハウスをする上で、入居者との人間関係を良好に保つことは必須です。節度とマナーを守りトラブルなく生活するためにも、人間関係やマナーについて定められたルールは守る必要があります。

    人間関係・マナーに関するルールの例

    • ● 金銭の貸し借りはしない
    • ● いかなる勧誘もしない
    • ● お互いのプライバシーに配慮する(無断の写真撮影・SNSのアップ等はしない)
    • ● 恋愛感情による迷惑行為を働かない

    金銭の貸し借りは、後々トラブルになる可能性が高いです。どれだけ親しい間柄でも、金銭の貸し借りはしないことをおすすめします。 また、他の入居者を勧誘する行為も控えましょう。明確な同意が得られていない場合はもちろん、同意を得ている場合でもトラブルになる恐れがあります。
    さらに、お互いのプライバシーへの配慮も必要です。無断で写真撮影したりSNSにアップしたりするような、プライバシーの侵害にあたる行為はしてはいけません。同様に、恋愛感情によって迷惑行為を働くことも、プライバシーの侵害となる可能性があります。人間関係やマナーに関してのルールも守り、他の入居者に迷惑をかけないようにしましょう。

    そのほかのルール

    シェアハウスには、場所ごとに定められたハウスルール以外にも決まりがあります。 以下で、3つの例を紹介しますので、こちらもあわせてご確認ください。

    訪問

    シェアハウスでは、防犯や騒音防止の観点から、入居者以外を部屋に呼ぶことを禁止している場合があります。 しかし、友人や恋人の訪問を禁止する一方で、親族の訪問は認めるなど、全面的に禁止しているわけではないシェアハウスも存在します。 また、女性専用シェアハウスでは、男性の訪問のみが禁止であることが主流です。 なかには、親族であっても立ち入り禁止のシェアハウスもあるため、部屋に誰かをよびたいと考えている場合は、入居前にルール確認をしておくことをおすすめします。

    楽器の演奏

    自宅で楽器の練習をしたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。 しかし、シェアハウスでは、騒音防止のために楽器の演奏を禁止していることが一般的です。 楽器の演奏をご希望の場合は、防音室やスタジオが完備されているシェアハウスを選ぶことをおすすめします。 そういったシェアハウスには音楽好きの入居者が集まるため、気の合う友人を見つけられるかもしれません。

    喫煙

    シェアハウスでは、ほかの入居者の私物や共用スペースにニオイが染みつくことを防ぐために、ほとんどの場合禁煙とされています。 肺や気管支が弱い入居者がいる可能性もあるため、喫煙のルールはとくに厳守する必要があります。 しかし、なかには喫煙所を設けていたり、ベランダや屋上での喫煙を許可していたりするシェアハウスもあるため、喫煙家の方は、そういった物件を選びましょう。

    郵便物

    シェアハウス宛ての郵便物は基本的に物件宛てに送られるため、物件のポストなどに届きます。物件のポストに届いたものや荷物は、本人以外は受け取れない一部のものを除いて、入居者であれば誰でも受け取りが可能です。 しかし、人の郵便物や荷物を勝手に開封してはいけません。プライバシーの侵害になり、トラブルに繋がる恐れもあります。 また、自分宛て以外の郵便物を受け取った場合は、責任を持って本人に渡すようにしましょう。いかなる理由があったとしても、他の入居者宛ての郵便物を長期間持ったままでは誤解される可能性があります。トラブルを未然に防ぐため、郵便物の取り扱いには注意が必要です。

    シェアハウスのルールに違反した場合は?

    ここまでシェアハウスのルールを紹介してきましたが、これらのルールを破ってしまった場合は、どうなってしまうのかも気になりますよね。 もしハウスルールに違反してしまったとしても、最初は口頭や張り紙での注意のみであるため、故意でない場合は次回から気をつければ問題ありません。

    しかし、そういった注意を無視して違反を続けていると、最終的に強制退去させられる可能性もあります。 そうならないためにも、事前にハウスルールを確認して、自身に合うルールを設けているシェアハウスを選びましょう。

    もし万が一ルールを守らない入居者がいる場合は、まず本人に直接伝えることが重要です。入居者全員に周知されている明確なルールが破られていることを本人が理解すれば、納得してもらいやすくなります。自分以外の他の入居者からも注意してもらえると、より説得力が高まるでしょう。

    本人が気づかずルールに違反していた場合も、直接伝えれば気づかせることが可能です。 本人に伝えても改善が見られない場合は、運営会社に相談するのがおすすめです。入居者同士で解決しようとすると、トラブルが悪化する恐れがあります。運営会社に然るべき対処をしてもらいましょう。

    シェアハウスを選ぶ際はルールをよく確認しよう

    いかがでしたでしょうか。 シェアハウスのルールとは、運営会社や入居者によって定められた、生活するうえでの決まりのことです。 多様な入居者が同居するなかで、トラブルを防ぎ快適に暮らすために、ハウスルールを守ることは欠かせません。

    よくあるハウスルールの例としては、共用スペースに私物を放置しないことや夜間に騒がしくしないことなどが挙げられます。 クロスハウスでは、入居前の事前説明会でハウスルールの説明を行っています。 入居前に明確にルールを確認しておきたいとお考えの方は、ぜひ当サイトで物件をお探しください。

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