「私物が盗まれないか不安」
「トラブルが起きることはある?」
このような不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。
見ず知らずの人たちと共同生活を送るため、プライバシーを守るためにいくつかルールやポイントがあります。
ここからは、シェアハウスのプライバシーに関するトラブルや解決策について紹介します。
これからシェアハウスに住もうと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
シェアハウスの代表的な不安プライバシー
シェアハウスをはじめるにあたり、多くの人が不安を抱えるのは、プライバシーの確保方法です。
どんなに社交的な人でも、疲れているときや落ち込んでいるときは一人の時間を確保したいと思うでしょう。
そんなとき、個室に誰かが入ってきたりリビングや上の階の物音がうるさかったりすると、落ち着かずストレスがたまってしまいます。
また、1つの冷蔵庫を共同で使う場合、自分が普段何を食べているか見られたくない人もいるでしょう。
このような悩みはシェアハウスに住み始める人であれば誰しも抱えている悩みです。
そのため、このような悩みを解消して快適に過ごすために、プライバシーを守る方法を把握しておく必要があります。
シェアハウスのプライバシーに関するトラブル
では、シェアハウスのプライバシーに関するトラブルにはどんなものがあるでしょう。
- 私物の管理
- 一人の時間が作れない
主なトラブルを2つ紹介します。
私物の管理
1つ目に多いトラブルが私物の管理です。
シェアハウスは冷蔵庫や洗面所など共有スペースが多く、他人の私物が目につきやすい環境にいます。
そのため、他人の私物を盗んだり勝手に使ったりといったトラブルが多く発生するのです。
また、シェアハウスは管理人が週に1回共有スペースを清掃や見回りにきます。
そのとき、私物を置いてはいけないところに私物が置かれていたり、賞味期限切れの食材がずっと保管してある場合は管理人によって没収や破棄される場合があります。
物を都度片付けるのが苦手な人は、盗難の対象にされやすいため注意が必要です。
このようなトラブル防止のため、共有スペースに監視カメラが設置されているところもあります。
一人の時間が作れない
つぎに多いトラブルは一人の時間が作れないことです。
シェアハウスは1人1部屋あるパターンが多いですが、交流が深いところだと、仕事から帰宅してもリビングで談笑がはじまってしまうこともあります。また、個室にこもっていてもリビングの音や廊下の音が気になって気が休まらず、イライラしてしまうこともあるでしょう。
このように、一人の時間が取れないことによってストレスがたまり、入居者とトラブルに発展する可能性があります。
シェアハウスでプライバシーを守る方法
つぎに、以上のようなトラブルが起こらないためにもプライバシーを守る方法を紹介します。
- ルールを決める
- 人を呼ぶときは知らせる
- テリトリーを決める
- 自分に適したコミュニティのシェアハウスを選ぶ
なかには、以下のような方法を既に取り入れているシェアハウスもあります。
内見時にこのような決まりがないか確認すると効率がいいでしょう。
ルールを決める
共有スペースを利用するときのルールを決めます。
ルールはシェアハウス内で既に決まっているものもありますが、足りない場合や改善したい場合は入居者に合わせて決めてもいいでしょう。
たとえば、冷蔵庫に物を入れるときは名前を書くようにするとか、靴や洗面用具は出しっぱなしにしないとか、ものが出しっぱなしになっていたときは落とし物箱に入れておくなどです。
その際、オーナーとも相談して決めましょう。
このようなルールを入居者全員の同意の上決めることでプライバシーを守ることができます。
人を呼ぶときは知らせる
プライバシーを守るために、人を呼んでも良いシェアハウスだとしても、来客時は事前に入居者に伝えましょう。
帰宅した時に知らない人がいると気を使ってしまい、くつろげない人もいます。
そのため、リビングにメッセージボードを置いたりグループラインを作って必ず知らせるようにしましょう。
テリトリーを決める
共有スペースのテリトリーを決めましょう。
シェアハウスは共有スペースが多く靴箱や冷蔵庫、食器棚などさまざまです。
靴箱の1段目は101号室が使う場所といったようにテリトリーを決めることで私物の管理がしやすくなります。
そのため、わかりやすいようにマスキングテープで線引きをしたりケースを用意したりしてテリトリーを明確にしましょう。
自分に適したコミュニティのシェアハウスを選ぶ
シェアハウスには入居者同士のコミュニケーションを重視しているところもあれば、コミュニケーションを一切取らないところもあります。
一人の時間を大事にしたい人は、コミュニケーションをあまりとらないシェアハウスを選びましょう。
そうすることで、コミュニケーションに対するストレスが軽減します。
反対に、コミュニケーションを大切にしたい人は交流が多いシェアハウスを選ぶことで、コミュニケーションによるトラブルを回避できるでしょう。
プライバシーを確保できるシェアハウスを選ぶ
ここからは、プライバシーを確保できるシェアハウスの選び方を2つ紹介します。
- 個室つき
- 防音対策
内見時に確認しましょう。
個室つき
一人一部屋の個室がついたシェアハウスを選びましょう。
シェアハウスのなかには、一部屋に複数人入居するドミトリータイプのものがあります。
このタイプだと、2段ベットなどが置かれた相部屋のため、プライバシーを確保しにくいでしょう。
また、鍵付きの個室だとよりプライバシーを確保できます。
物件によっては鍵がない個室もあるため、必ず内見時に確認しましょう。
防音対策
防音対策がしっかり取られたシェアハウスを選びましょう。
壁の防音対策が取られていないと隣の部屋の生活音が聞こえてきたり、リビングの音が聞こえてきたりします。
電話の声やアラーム音など生活音を聞かれたくない人は、防音対策がしっかり取られたシェアハウスがおすすめです。
シェアハウスでプライバシーを守るために防音対策が取られたところを選ぼう
シェアハウスのプライバシーに関するトラブルや解決方法を紹介しました。
シェアハウスは他人と住むため、トラブルが全くないとは言い切れません。
しかし、トラブルを未然に防ぐことはできます。
気になるポイントが出てきたら入居者同士でルールやテリトリーを決めたり、自分に適したコミュニティのシェアハウスを選んだりしましょう。
シェアハウスのプライバシーは少しの工夫で守れます。
不満に思っている箇所があるなら、我慢せず伝える努力も必要です。
入居者みんなで居心地のいいシェアハウスを作りましょう。