年齢制限付き家具家電付きアパートメントとは？

あらかじめ家具家電が備え付けられているアパートメントは、事前準備が楽なので入居したいと考える人もいるでしょう。
しかし誰でも入居できる物件ばかりではなく、入居できる年齢に制限を設けている物件がある点に注意が必要です。

なぜ年齢制限があるかなど、年齢制限付き家具家電付きアパートメントの特徴についてご説明いたします。

年齢制限がある家具家電付きアパートメントの特徴

年齢制限がある家具家電付きアパートメントは、入居できる年齢が「18歳〜49歳まで」など具体的な制限があります。
制限される年齢は、物件によって異なるので確認が必要です。

年齢が制限される理由として、下記の2つが挙げられます。

• 加齢によるリスクを回避するため
• 年齢層に合わせた生活環境が提供しやすいため

年齢が上がるにつれ、病気になるリスクが高まります。
そして病気で倒れた結果、家賃が未払いとなるケースは少なくありません。
加えて、高齢になると親や兄弟などの身内がすでに存在せず、緊急連絡先が見つからないこともあります。
入居者が居住内で倒れてしまった場合、連絡先がないと管理会社は対応に困ってしまいます。
このようなリスクを避けるためにも、管理会社側は年齢制限を設けているのです。

また年齢制限があると、一定の年齢層の居住者を募ることができます。
同年代の居住者ならば生活環境が似ているため、早朝の物音や夜遅くまでの騒音などによるストレスを軽減できます。
生活習慣の違いによるトラブルを未然に防ぐためにも、年齢制限を設けているのです。

家具家電付きアパートメントの基本的な利便性

家具家電付きアパートメントは、下記の2点で特に利便性を感じる人が多くいます。

• 初期費用を抑えられる点
• 退去時に家具家電を処分する必要がない点

初めての一人暮らしや単身赴任の場合、家賃や敷金礼金などに加えて一から家具家電をそろえる必要があり、初期費用にかなりの金額がかかります。
しかし家具家電付きアパートメントを選べば、家具家電の購入費用を抑えることが可能です。
引っ越し費用も運び入れる物が少ない分、安くすみます。

また、退去する際には処分の手間がかかりません。
単身赴任など短期利用者は元の家に戻る際、家具家電は家にあるため不要となるケースが多く、購入してしまうと自ら処分する必要があります。
これらは粗大ごみ、あるいはリサイクル法で処分方法が決められている物が多く、通常のゴミよりも費用がかかってしまうのです。

家具家電付きアパートは、初期費用や処分費用、引っ越し費用が抑えられます。
特に家具家電をそろえる必要性がない学生や単身赴任などの短期利用者にとっては、とても利便性のある物件だといえるでしょう。

年齢制限付き家具家電付きアパートメントのメリットとデメリット

年齢制限付き家具家電付きアパートメントのメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

年齢制限付き家具家電付きアパートメントには、3つのメリットがあります。

• コミュニケーションが取りやすい
• 共通のライフスタイルや価値観を持つ住人と生活できる
• 管理体制が整っていることが多く、安心して暮らせる

同世代同士だと、ライフスタイルや価値観が近いので、理解しやすくコミュニケーションを取りやすい傾向にあります。
また、離れた世代の人と生活するよりも、自分に近いスタイルで生活しているので、ストレスを感じにくく暮らせるでしょう。

室内は居住者自身で清掃しますが、エレベーターや廊下などの共有部分については管理会社か清掃会社が管理してくれます。
汚れが酷くなるなどなく、快適に過ごせるでしょう。

デメリット

年齢制限付き家具家電付きアパートメントのデメリットは、2つです。

• 家族や友人を部屋に呼べないケースがある
• 年齢が変わると住み続けられない可能性がある

セキュリティーの関係上、入居者と管理会社以外の立ち入りを一切禁止しているケースや、日中の立ち入りは可能だけれど、宿泊を禁止しているケースなどがあります。
部屋に人を呼びたいと考えている人は、宿泊が可能な物件なのか事前に確認しておきましょう。

また入居年齢に制限があるため、上限の年齢をすぎた際には退去しなければならないケースがあります。
自分が住もうとしている物件は、上限の年齢を超えても住み続けられるのか確認が必要です。

年齢制限付き家具家電付きアパートメントの選び方

年齢制限付き家具付きアパートメントの選び方は、下記の3つがポイントです。

• 年齢制限の具体的な条件の確認
• ライフスタイルに合ったアパートメントかの確認
• 周辺施設やアクセスの確認

年齢制限の具体的な条件の確認

年齢制限に引っかかると、入居できません。そのため、自分がその年齢に収まっているかの確認は非常に重要です。

また、設定された年齢を超えた際には退去しなければならないのかなど、年齢条件に基づく規則やルールの確認も重要です。

ライフスタイルに合ったアパートメントかどうかの確認

自分のライフスタイルや生活リズムに合うアパートメントかの確認も必要です。
家具家電は備え付けられている反面、自分で選べません。
冷蔵庫はもっと大きいものが必要だったからと購入しても、備え付けの冷蔵庫を処分できないのです。

また、帰宅が深夜なのに線路近くの家のため、始発電車の音で眠れないなどのケースもあります。

このような失敗を防ぐためにも内覧や、地図で周辺の環境確認をして、自分の生活に合うか見極めましょう。

周辺施設やアクセスの確認

アパートメントの立地も重要なポイントです。頻繁に使う施設に不便を感じると、ストレスがたまります。

通勤や通学はしやすいか、近くに買い物をする場所や病院はあるかなど、自分が良く活用する施設が近くにあるか、地図を見たり不動産会社に聞いたりして確認しましょう。

まとめ

年齢制限付き家具家電付きアパートメントは、入居者同士の年齢が近いため、ストレスを感じない生活環境が手に入りやすい傾向にあります。
また、家具家電があらかじめ備え付けられているので、初期費用も手間もかからずに生活をスタートできるので、大変便利です。

しかし快適な生活を手に入れるためには、条件などの確認をしっかり行うことが大切になります。

内覧などを行い、あなたに合う物件を見つけて快適な生活を手に入れてくださいね。