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家具家電付きの賃貸物件での電気代節約方法

最終更新日:2024.10.31

近年、家具家電付きの賃貸物件が増加しています。 家具家電付きの賃貸物件は生活に必要なものが揃っていて、入居後すぐに快適に生活することが出来ます。 そんな家具家電付きの賃貸物件では、どのように電気代を節約できるのか解説します。 家具家電付きの賃貸物件を検討されている方はぜひ参考になさってください。

目次

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家具家電付き賃貸物件のメリット

家具家電付き賃貸物件のメリットはどういった点でしょうか。
以下の2点でまとめました。
1.初期費用の削減
2.引越しの手間と時間の節約

初期費用の削減

家具家電付き賃貸物件は、入居時には既に生活できる程度の家具家電が揃っているため、家具家電を購入する費用と搬入する費用を削減することが可能です。
引越しの際は何かとお金がかかるため、家具家電の費用がかからないのは大きなメリットですね。

引越しの手間と時間の節約

家具家電付き賃貸物件は、大型の家具家電が既に用意されているため、引越しの手間が大幅に削減されます。
自分の身の回りの荷物だけを持ち込めば生活できるので、引越し業者を手配する必要もないかもしれません。
また、引っ越しの際に、家具家電を選ぶ必要がないため、時間も節約することが出来るので、家具家電にこだわりがない方は、おすすめの賃貸物件です。

家具家電付き物件の電気代の実情

家具家電付き物件は引越しの手間はかなり軽減できますが、電気代はどれくらいかかるのでしょうか。
以下の2点でまとめました。
1.家電製品の種類と電気消費量
2.平均的な電気代とその要因

家電製品の種類と電気消費量

家具家電付き物件で一般的に用意されている家電の電気消費量は以下のとおりです。
・エアコン 300~3000W
・電子レンジ 1000~1400W
・電気ポット 900~1300W
・ドライヤー 600~1200W
・掃除機 850~1000W
・温水洗浄便座 300~700W
・洗濯機 200~400W
・冷蔵庫 100~300W
電気を熱に変えるもの、暖めるものは消費電力が大きいことがわかります。
使用する時間等も考えると、エアコンが一番電気消費量が多いことが分かります。

平均的な電気代とその要因

総務省の家計調査(2023年)のデータでは、1人暮らしの電気代は平均5,127円でした。
こちらの金額は年間通しての平均額ですが、一番電気代が高い時期は、冬です。
暖房費がかさむこと、日照時間が短く照明をつける時間が長いことが関係しています。
また、冬ほどではないですが、夏は毎年の酷暑の影響でエアコンの使用が欠かせないため、電気代が高くなります。

電気代を節約するための具体的な方法

電気代を節約するための具体的な方法を以下の2点でまとめました。
1.効率の良い家電の選び方
2.電気使用の工夫と節約技

効率の良い家電の選び方

消費電力量が一番高い電化製品は、エアコンです。
エアコンは備え付けられている物件が多く、自分で手配することはあまりないですが、 エアコンでの消費電力を節約するために、扇風機やサーキュレーターを使用することをおすすめします。
扇風機やサーキュレーターを併用して、部屋の空気を循環させれば、冷たい空気と温かい空気が混ざり、効率よく部屋の温度を調整することが可能です。
また、効率のよい家電にLED照明があります。
家具家電付きの賃貸物件では、照明も用意されている物件が多いですが、照明器具の照明部分が白熱電球の場合は、LEDライトに置き換えるだけで無駄な消費電力を削減できます。
照明器具では、人感センサー付きの照明を設置して不要な時間帯の点灯を防ぐものもおすすめです。

電気使用の工夫と節約技

使用する家電の消費電力を抑えるために、以下のことを意識しましょう。
1.こまめに掃除する  
→テレビの画面や、エアコンや換気扇のフィルター、冷蔵庫内の整理など、こまめに掃除することで消費電力を抑えることが出来ます。
2.省エネモードにする  
→エアコンや冷蔵庫、温水洗浄便座などは、省エネモードがあります。   
使用する電気量を抑えることが出来るので急を要さない場合は、省エネモードで使用しましょう。
3.使用後はコンセントを抜く  
→電子レンジや、電気ポット、コードレスの掃除機、スマホなどの充電器は、使用していない時もコンセントをさしたままにしている家庭が多くあります。
節約できる電気量は少ないですがこまめにコンセントを抜く、または電源タップを活用して待機電力を抑えるように意識しましょう。

物件選びのポイント

物件選びのポイントを以下の2点でまとめました。
1.家電の新旧をチェックする重要性
2.節電機能が充実した家電を選ぶメリット

家電の新旧をチェックする重要性

家電は、毎年省エネ化が進んでいます。
10年前の製品と比べて消費電力が大幅に削減されている家電が多いです。
家電の寿命は、10年程度と言われており、経年劣化によって消費電力が増加するため、12年を超えた家電は、購入時より多くの電力を使用します。
そのため、備え付けられている家電がどれくらいの期間で使用されているか、使用感はどの程度か、は必ず事前に確認しましょう。

節電機能が充実した家電を選ぶメリット

節電機能が充実した家電を選ぶメリットは以下のとおりです。

1.消費電力を減らすことが出来る →消費電力を減らすことが出来れば、家庭内の電気使用量を減らすことが出来るので、 結果的に電気代を節約することができます。特に消費電力の多い家電は節電を意識しましょう。


2.環境問題に配慮できる →日本では、主に化石燃料を燃焼して電気をつくっています。  そのため、電気を使えば使うほど、二酸化炭素の排出量が増えていきます。 エネルギー消費を抑える家電を利用することは、電気をつくる量を減らすことが出来るので、 結果的に環境問題に配慮することになります。

3.補助金を受給できる可能性がある →自治体によって、家電購入時に一定額の補助金を支給する制度があります。この補助金は、現金で給付する場合と自治体独自のポイント付与する場合と様々です。一般的には、省エネ基準を満たした製品を購入した場合や、使っている家電のリサイクルを行った 場合に支給されることがあります。

補助金を受け取るためには、各自治体で条件が異なるので、自治体のHPや窓口にお問合せしてみてください。