• シェアハウスについて

シェアハウスにおける敷金・礼金の特徴を解説

最終更新日:2023.12.17

目次

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「シェアハウスの敷金や礼金はいくらかかるの?」
「敷金礼金以外にかかる初期費用ってあるの?」
「デポジットってなに?」

このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
通常賃貸住宅を借りる際、敷金礼金の支払いを求められるところがほとんどです。

しかし、シェアハウスに住む場合、この敷金礼金は必要なのでしょうか?
ここからは、シェアハウスの敷金礼金事情や、初期費用について紹介します。

これからシェアハウスに住もうと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください!

シェアハウスの敷金・礼金事情とは


シェアハウスの敷金礼金は支払わないことがほとんどです。

そのかわり、デポジットを支払ったり退去時にクリーニング費用を請求される場合があります。
デポジットとは預り金という意味で、詳細について以下で解説します。

また、敷金礼金を請求されても、安価で住むケースが多いです。
さらに、、家具家電やWi-Fiがそろっているため、初期費用を最小限に抑えることができます。

一般的な賃貸のように賃貸契約以外に大きな費用が発生することがないため、初期費用を抑えたい人にはシェアハウスがおすすめです。

シェアハウスにおいての礼金・敷金の特徴


ここからは、シェアハウスにおいての敷金礼金の特徴を紹介します。

  • そもそも敷金・礼金とは

  • シェアハウスでは敷金・礼金は安価なケースが多い

  • 敷金・礼金の代わりにに設定されているもの


それぞれ見ていきましょう。

そもそも敷金・礼金とは


敷金礼金とは、入居前に支払う初期費用で、それぞれ意味合いが異なります。

まず、敷金とは大家さんに預けるお金で、部屋の修繕や家賃滞納時に利用されるお金です。
そのため、部屋をきれいに使い、修繕する箇所がない場合は退去時に戻ってきます。

礼金は大家さんに入居させてもらうお礼として支払う料金のため、戻ってくることはありません。

どちらも金額の上限が決まっており、家賃の1〜2ヶ月が目安です。
そのため、家賃が高い物件ほど、敷金礼金も高くなる傾向があります。

シェアハウスでは敷金・礼金は安価なケースが多い


シェアハウスの敷金礼金は、通常の物件に比べ安価なケースが多いです。
その理由として、元々の家賃が安いことがあげられます。

シェアハウスは、リビングやバルコニー、キッチンやお風呂のような共有スペースや水回りを皆で使います。
自室以外の共有スペースをみんなでシェアして使っているため、共有スペースの家賃を皆で割っている状態です。

敷金や礼金は家賃の1〜2ヶ月分に設定されています。
そのため、家賃自体が安く設定されているシェアハウスは、通常の物件に比べて安価になっているのです。

敷金・礼金の代わりにに設定されているもの


シェアハウスは敷金礼金が設定されてないところもあります。
その代わり、以下のような支払いを求められる可能性があります。

  • 現状復帰・クリーニング費用

  • デポジット


それぞれ紹介していきましょう。

現状復帰・クリーニング費用


現状復帰やクリーニング費用は、退去時に部屋の清掃や修繕をする費用です。

相場は10,000〜30,000円で、きれいに部屋を使っていれば、ほとんどかかることはありません。
しかし、部屋にトイレや簡単な洗面所のような水回りがあると高くなる傾向があります。

一般的に、現状復帰費用は退去時に支払いますが、クリーニング費用は入居時に支払う場合があります。

退去費用を節約したいのであればきれいな状態をキープしましょう。

デポジット


デポジットは、預かり金のことで、敷金のような位置づけです。
敷金同様、部屋の修繕やクリーニング費に利用されます。

そのため、部屋をきれいに使い、修繕する箇所がない場合は退去時に戻ってくる可能性があります。
まれに返金されなかったり、返済に条件が付いたりする場合もあるため、入居時に返済の条件まで確認しておくといいでしょう。

費用の相場は10,000〜20,000円ですが、家賃の1ヶ月分を請求されることもあります。

敷金・礼金以外のシェアハウスの初期費用


つぎに、敷金礼金以外にかかる初期費用を紹介します。

  • 各種保険料

  • 鍵交換費用

  • 違約金


物件を探す前にいくらくらいかかるか確認しておきましょう。

各種保険料


シェアハウスに入居する際、以下のような保険料の支払いが必要です。

  • 住宅火災保険

  • 地震保険

  • 住宅総合保険



火災保険は、火災が原因で破損した建物や家具を補償する費用です。
シェアハウスによって共済費のなかに組み込まれているところもあり、初期費用として費用が発生しない場合もあります。
火災保険は、加入が必須のシェアハウスもあるため、ほとんどの人が加入しているでしょう。

地震保険は、地震や津波が原因で破損した建物や家具を補償する費用です。
火災保険より加入している人は少ないですが、日本は地震が多いため、もしものときのために加入しておくと安心でしょう。

住宅総合保険は、火災保険を含んださまざまな災害や事故による損害を網羅的に補償する保険です。
地震保険同様、加入している人は少ないですが、加入しておくと安心でしょう。

鍵交換費用


一般的な賃貸同様、鍵交換費用がかかる場合があります。

シェアハウスの鍵はナンバー式やダイヤル式が多いため、請求されることは少ないです。
しかし、鍵式を採用しているところは、鍵交換費用を請求されるでしょう。

鍵の種類にもよりますが、相場は10,000〜20,000円です。
これは、退去時に請求される場合もあります。

違約金


違約金は、契約より早めに退去する際に支払う費用です。
基本的に違約金は発生しませんが、新生活などのキャンペーンで「3か月~半年以上の入居」が契約で決まっている場合があります。

この期間はシェアハウスによって差がありますが、1ヶ月〜2年がほとんどです。
支払うタイミングは退去時ですが、あらかじめ用意しておくと安心でしょう。

相場は家賃の1ヶ月分です。

シェアハウスの敷金礼金は一般的な賃貸よりも安く済む


シェアハウスの敷金礼金について紹介しました。

シェアハウスは一般的な賃貸に比べ敷金礼金が安価で済みます。
また、敷金礼金がなく、デポジットやクリーニング代のみで代用できる場合もあります。

家具や家電をそろえる費用もかからないため、初期費用を最低限抑えたいのであればシェアハウスへの入居がおすすめです。

人付き合いが苦手な人でもストレスなく入居できるような、最低限の交流しかとらないシェアハウスもあります。

さまざまなシェアハウスがあるため、気になる方は住宅情報サイトで検索してみてください。